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オディンガ・ケニア首相と鳩山総理との会談、岡田外務大臣との会談及び、福山副大臣主催夕食会(概要)

平成22年3月

 2月16日より20日まで、オディンガ・ケニア首相が実務賓客として訪日しました。オディンガ・ケニア首相と鳩山総理との会談、岡田外務大臣との会談及び、福山副大臣主催夕食会の概要は次の通りです。

1.鳩山総理との会談

(写真1)鳩山総理との会談

(1)気候変動

 オディンガ首相から、COP15において日本の「鳩山イニシアティブ」は、様々な確執がある中において理性の声として大変前向きな影響を与えたものであり、コペンハーゲン合意はCOP16の成功に向けた良い出発点となったとして、総理のリーダーシップをたたえる旨発言があった。更にオディンガ首相より、6月頃に気候変動の脆弱国を集めた会議をナイロビにて開催するので、日本からも出席及び支援して欲しいとの要請があった。

 鳩山総理からは、オディンガ首相が「コペンハーゲン合意」に賛同する旨コミットしたこと、また同合意がCOP16のベースになると発言されたことについて歓迎する旨述べ、メキシコで一つの法的文書が作られるよう協力したいと発言した。また、総理より、我が国はケニアの長期開発戦略「ビジョン2030」に貢献していく考えであり、特に、エネルギー等経済インフラ整備、環境保全、農業・干ばつ対策等を重点分野として協力していく旨伝達し、我が国として、今般、ケニアのエネルギー及び環境対策に資するべく、「鳩山イニシアティブ」の下で、地熱発電所の建設のために約295億円の円借款供与を行うことを決定した旨伝達した。

(2)貿易投資

 オディンガ首相より、我が国のそうした支援に対する感謝の意を表しつつ、持続的成長のためには貿易投資の促進が重要である旨発言があった。

 これに対し、総理より、我が国は一昨年ケニアに官民合同の貿易投資促進ミッションを派遣した際、「ビジネス環境タスクフォース」を設置したが、同タスクフォースからの提言の具体化等に対するケニア政府の協力を要請した。


2.岡田大臣との会談

(写真2)岡田大臣との会談

(1)経済協力、貿易投資

 岡田大臣より、TICAD IVの対アフリカODA倍増、貿易・投資の促進等の公約を必ず実行し、経済危機からのアフリカの回復や気候変動対策を力強く後押しするとの方針を伝え、ケニアの長期開発戦略「ビジョン2030」にも貢献し、経済インフラ整備、農業・干ばつ対策、環境保全等を重点分野として協力する旨を伝達した。更に岡田大臣より、貿易・投資の促進について、2008年9月に、ケニアのビジネス環境改善のために設置された官民の「ビジネス環境タスクフォース」からの提言の具体化等に、協力を要請した。

 「オ」首相からは、日本の対ケニア経済協力等の支援に謝意が表明され、また「ビジネス環境タスクフォース」の提言については、その具体化に向け努力する旨述べた。

(2)気候変動

 オディンガ首相より、ケニアの温室効果ガスの排出量は微々たるものであるにもかかわらず、ケニアが被る影響は大であり、ケニアは支援を必要とする旨述べた。

 岡田大臣より、コペンハーゲン合意に賛同することをコミットされた旨、福山副大臣より報告を受けており(以下3.(2)(ハ)参照)、大いに歓迎すると述べ、ケニアの対応が、同合意に未だ賛同を表明していないアフリカ諸国を後押しするものと期待している、全ての主要国の参加する公平で実効的な枠組みの構築が必要であり、コペンハーゲン合意を基礎とする包括的な一つの法的文書の早期採択に向け、ケニアを含むアフリカと協力したい、COP15では南北対立の様相を呈したが、脆弱国が配慮されるべき、印、伯、中が協力すべき、との立場を述べた。

 オディンガ首相は、岡田大臣と同意見であるとし、COP15の前に、モルディブで開催された気候変動に最も脆弱な諸国による会議に参加し、共通ポジションについて議論した、ケニアとしては、本年6月にフォローアップ会合をナイロビで開催したいと考えていると述べた。

(3)国連安保理改革

 岡田大臣より、安保理改革の早期実現は我々の共通目標であり、両国間でも緊密に意見交換を行っていきたいと述べたのに対し、オディンガ首相より、国連機構は、第二次大戦後の冷戦中に作られたものであり、安保理の拡大を含む改革が必要、その中でアフリカは常任2議席を求めており、本件改革が実現するよう、日本とは緊密に協力したいと述べた。

(4)ソマリア

 岡田大臣より、先般ソマリアのアリ「外相」と会談し、暫定連邦「政府」(TFG)による和平努力への支持、一層の支援の実施を伝えたことを述べ、31万人に上るソマリア難民の受け入れ等、ケニアの貢献を評価した。また国際社会の支援が最大限効果を発揮するためには、TFG、関係諸国・機関の一層の連携が不可欠であると指摘し、ケニアがこうした連携の拠点として、引き続き重要な役割を果たすことを期待する旨述べた。

 オディンガ首相は、ケニアとソマリアの国境管理の困難さ等につき説明し、ソマリアについては海賊の問題もあるが、究極的には陸上の問題が解決される必要がある、そのためには実効性のある政府の存在が不可欠であり、国際社会の協力が必要であると述べた。また治安確保が優先課題であり、ケニアはTFGの治安部隊を訓練しているとの説明があった。また、日本のIOMへの拠出を評価する旨発言があった。


3.福山副大臣主催夕食会

(写真3)福山副大臣主催夕食会

(1)福山副大臣より、以下の内容を発言した。

(2)オディンガ首相より、以下の内容の発言があった。

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