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日中韓科学イノベーション協力の強化に関する共同声明(仮訳)

平成22年5月30日

我々中華人民共和国、日本国及び大韓民国の首脳は、2010年5月29日に韓国済州島で開催された第3回日中韓サミットの機会に、

三か国が地域及び世界経済における重要な一部であり、地域及び地球規模の問題への対処に向けて積極的に努力する責任を有することを認識し、

科学技術の発展及びイノベーションが経済発展を支える役割を果たし、科学イノベーションにおける三国間協力の一層の発展と深化が我々の研究能力の改善や共通の地域及び地球規模の問題への対処に不可欠であり、かつ、三か国の利益となることに同意し、

2009年10月10日に発表した日中韓持続可能な開発に関する共同声明におけるコミットメントを再確認し、

既存のメカニズムの下、科学イノベーションについて相互信頼、相互利益、ウィンウィンの進展の精神で三国間協力を調整及び強化することを決意し、三か国により共同で承認された方法により共通の利益を有する分野においてそのような協力を支援し、

  • 我々は、日中韓共同研究協力プログラム及び日中韓フォーサイト事業に対する財政的支援を継続し、実際の状況に応じて更なる投資の拡大の可能性を探究する。それに加えて、三国間による協議を通じて決めた方法により各分野において共通の関心がある共同研究を支援するため、新しい共同基金プログラムの設立の可能性を探究する。
  • 感染症の抑制及び臨床研究における交流及び協力を強化し、公衆衛生の改善のために、科学技術の進展が果たす重要な役割を十分に活用する。
  • 汚染防止及び抑制、有害廃棄物処理技術及び管理、電子廃棄物処理技術及び管理、作物研究における交流及び協力を強化する。水資源管理における三国間協力を積極的に促進し、科学技術を通じた持続可能な開発を推進する。
  • 科学技術の進展を通じた産業育成及び発展のため、情報通信技術、特にセンサーネットワークや4G移動通信標準及びインターネットセキュリティに関する科学技術協力を深化する。
  • 科学技術の進展を通じた北東アジアの自然災害への対処能力向上のため、モンスーン、干ばつや水災害、気象災害及び地震に関する共同研究を行う。
  • 2010年以降、若手研究者間のワークショップを定期的に共同で開催し、彼らに科学技術の発展及び三国間協力の主要プレイヤーとなるよう奨励し、非政府 組織による科学技術交流及び協力への参加を支援し、三か国における科学コミュニケーションと大衆の科学の理解増進を支援する。

上記の協力を実施するため、我々は、科学イノベーションの様々な分野において協力を調整するために、既存の三国間の科学技術協力のメカニズムを十分に活用し、三国が必要とするならば新たな協力のメカニズム及び方法を探究する。

より緊密な協力を通じ、我々は三国における社会経済開発の支援のための科学技術のレベルとイノベーション能力を向上させるよう努力し、地域及び地球規模の問題に対し共同で取り組み、東アジア共同体の構築という長期的目標の達成に貢献するための方法を探究する。

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