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日中韓外相会議(概要)

平成20年6月14日

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 6月14日、午後4時より約2時間、東京・飯倉公館において、我が方から高村大臣、中国から楊 潔チ(よう・けつち)外交部長、韓国から柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商部長官の出席の下、日中韓外相会議が行われた。
 会議の冒頭、楊部長及び柳長官より、14日朝に発生した岩手・宮城内陸地震の被害者へのお見舞いの意が表明された。また、高村大臣及び柳長官より、中国・四川省の大地震の犠牲者に対する哀悼及び被災者へのお見舞いの意が改めて表明された。

1.日中韓三国間協力

 昨年11月シンガポールでの日中韓首脳会議で合意された13の協力措置(注)を中心に、三国間協力の進展の状況を確認し、今後の方向性について率直な意見交換を行った。
 13の協力措置については、日中韓の関係者での協議が順調に行われ、総じて進展が見られることを確認し、今後三国間協力を一層深化・拡大させていくことで一致した。
 また、中国・四川省の大地震等、アジアで大規模自然災害が頻発していることを踏まえ、今後、日中韓で防災分野における協力を一層推進し、そのための具体的方策を模索することで一致した。

(注)13の協力措置:1)三国間協力推進の「行動計画」策定、2)三国間協力の「サイバー事務局」の設置、3)三国外相会議及び外務次官級協議を2008年に日本で開催、4)アフリカに関する三国政策協議の立ち上げ、5)海上捜索・救助に係る三国関係当局間の交流及び協力の推進、6)北京五輪期間中のサイバー・テロ対策に係る三国間協力の探求、7)日中韓議員サッカー交流試合を始めとする三国議員間の交流支援、8)日中韓FTA民間共同研究の継続、9)2008年に中国で新エネルギー関連の三国フォーラムを開催、10)三国間渡り鳥の保全・モニタリングプロジェクトの推進、11)三国投資協定交渉の促進、12)2008年に日本で三国青少年交流事業を開催、13)三国間の物流分野での協力強化

2.地域・国際情勢

 地域・国際情勢については、朝鮮半島情勢、アフリカ、環境・気候変動、国連改革、エネルギーをはじめとする関心事項について意見交換を行った。

(1)朝鮮半島情勢については、六者会合について、第二段階の措置の完全な実施を通じて非核化プロセスが前進し、また、これにあわせて日朝関係及び南北関係も前進し、地域の平和と安定が増進するよう、日中韓の連携を一層強化していくことで一致した。

(2)環境・気候変動については、「気候変動に関する国際連合枠組条約」の下で、バリ行動計画及び「共通に有しているが差異のある責任及び各国の能力」原則に基づき、2013年以降の実効的な枠組み構築に向けた取組み及び協力の強化の必要性について一致した。

(3)三者は、安保理を含む国連の改革に関する問題について意見交換を行った。高村大臣より、国連安保理の改革の早期実現への協力を求めた。

(4)アフリカについては、各国が自らの対アフリカ政策について紹介し、その中で高村大臣からは先般のTICAD IVの成果に言及した。また、アフリカに関する日中韓政策協議を本年秋に我が国で開催することとなった。

(5)その他、東アジア地域協力、エネルギー等に関して意見交換を行った。

3.日中韓首脳会議

 他の会合から独立したものとしては初の日中韓首脳会議を、本年9月を目途に、本邦で開催することで一致し、具体的日程を今後外交ルートで詰めることとなった。

4.日中韓外相会議

 他の会合から独立した日中韓外相会議を定例化し、今後、三国が持ち回りで開催していくことで一致した。次回外相会議は、中国が2009年に主催することとなった。

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