中東

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イラク周辺国拡大外相会合第2回会合(概要)

平成19年11月6日

 11月3日(土曜日)10時から14時45分まで、イスタンブール(トルコ)において標記会合が開催され、我が国からは小野寺外務副大臣が出席した。

  1. 会合では、ババジャン・トルコ外相及びズィーバーリー・イラク外相が共同議長を務め、開会及び閉会時にはエルドアン・トルコ首相、マーリキー・イラク首相及び潘基文国連事務総長が臨席した。米、独、仏、イラン、サウジアラビア、シリア、バーレーン、エジプト、ヨルダン、クウェートの外務大臣を含むイラク近隣諸国、国連安保理常任理事国、G8各国などの18カ国及び4機関が参加し、会合終了後にはギュル・トルコ大統領主催昼食会が開催された。
  2. 会合では、各参加者から発言がなされ、小野寺副大臣からは別添の発言を行った。多くの参加者がPKKによる越境テロを非難し、イラク及びトルコに外交的解決を要請したほか、イラクの国内避難民及び難民問題への国際的対処の重要性に言及した。

     マーリキー・イラク首相からは概ね以下の発言があった。

    • 安全と平和がイラクの将来にとり重要。市民はテロリストに対し一致して反対している。イラクは困難と危険を乗り越えつつある。
    • 2007年は、インフレ率の低下、経済指標の向上などの経済面及び治安面で成功してきた。2008年は復興と経済発展の年としたい。
    • 地域全体の安定のため、特に国境管理に関する周辺国のさらなる尽力を期待。
    • トルコはPKKの攻撃に直面し、イラク・トルコ国民がテロの脅威を受けているため、テロの打破に向けトルコと協力する。交渉による危機回避に努力する。
    • 難民・国内避難民の帰還に向けたイラクの努力への支援を求める。
  3. 会合を踏まえて採択された最終コミュニケのポイント、下記のとおり。
    • イラクの独立、主権、国家統一、領土的一体性、アラブ及びイスラムのアイデンティティを確認。イラク政府と国民議会の努力への完全な支持を確認。
    • 周辺国拡大会合プロセスの重要性を確認し、イラク政府が、会合の結論実施をレビューするアド・ホックな周辺国拡大会合のサポート・メカニズムを設置することを支持。国連がこのメカニズムにリソースを提供することを歓迎。
    • シャルム・エル・シェイクでの第1回会合で設置されたワーキング・グループの提言を支持し、必要な限りこれらグループの会合を開催していくことを決定。
    • イラク政治指導者会合の最終コミュニケに掲げられた共通理解を歓迎。
    • 難民と国内避難民保護に関するイラク政府と国際社会の責務を確認し、シリア及びヨルダン政府の難民受け入れを評価。
    • 国連事務総長の新イラク特別代表就任を歓迎し、UNAMIの役割を確認。
    • イラク領域を他国へのテロ行為に使わせないためのイラク政府の努力を支援。
    • 明年、周辺国の外務委員会間の会合を開催するとのイラク国民議会提案に留意。
    • 次回周辺国拡大外相会合のクウェートでの開催に合意。
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