中東

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イラク経済ミッション派遣
概要と評価

平成21年3月2日

1.概要

(1)3月1日(日曜日)、小川郷太郎イラク復興支援等調整担当大使を団長として、外務省、経済産業省および民間企業12社からなるイラク経済ミッションが、バグダッドを訪問した。

(2)今次訪問に際し、小川大使は、今後の日イラク経済関係強化に関する麻生総理の親書を携行し、マーリキー首相に手交した。

(3)今次訪問は、日本企業がイラク政府首脳と直接意見交換を行う機会を通じ、今後の日本企業によるイラクでのビジネス展開への契機とすることが目的。イラク滞在中、ミッション一行は、マーリキー首相、ハーシミー副大統領への表敬を行った他、サーレハ副首相、石油大臣、運輸大臣、通信大臣他関係省庁ハイレベルとの意見交換を行った。

(4)マーリキー首相、ハーシミー副大統領への表敬では、サマーワでの自衛隊の活動により日・イラク間で良好な関係が築かれており、過去のイラクにおける日本企業の活躍のように、今後、イラクの様々な分野において日本企業に再進出して欲しいとの強い期待が表明された。また、先般発出された日イラク・パートナーシップ宣言の迅速な実施への期待が表明されるとともに、このような意見交換の機会を継続させていくこと、また、第2回日イラク経済フォーラムのバグダッド開催への期待が表明された。

(5)サーレハ副首相他関係閣僚との意見交換会では、主にエネルギー分野及び投資に関し、イラク政府首脳と日本企業との間で率直且つ活発な意見交換が行われた。

2.評価

(1)今次ミッション訪問では、イラク側より日本企業イラク再進出への期待が繰り返し表明され、マーリキー首相、ハーシミー副大統領、サーレハ副首相等イラク政府首脳に加え、石油大臣、運輸大臣、通信大臣他、日イラク経済関係強化に係るすべての関係省庁からハイレベルの参加があったことは、日本企業のイラク再進出支援に対するイラク側の強い関心を示すものであった。

(2)日本を代表する企業がバグダッドを訪問し、イラクの現状を直接肌で感じつつイラク政府首脳と直接且つ率直な意見交換を行ったことは、今後の日本企業のイラク再進出への道を拓く契機として大きな意義を有する。このような機会設定について、参加日本企業側より謝意が表明された。また、今次訪問は、最近多くの国がイラクに経済ミッションを派遣する中で、日本の強い意欲をイラク側に印象づけたものと思われる。

(3)今次イラク経済ミッションのイラク派遣は、安倍元総理イラク訪問時(本年1月)に確認された経済・ビジネス関係強化を通じた新しい日イラク関係構築を目指す日イラク・パートナーシップ宣言を迅速に具体化させる第一歩として時宜を得たものであった。

(4)今次イラク経済ミッションのような日イラク間経済関係強化の取組を継続していくことの必要性について日イラク双方で確認するとともに、日イラク間の長期的パートナーシップの強化における民間企業の役割の重要性について改めて確認された。

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