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日印首脳会談(概要)

平成21年10月24日

 10月24日(土曜日)午前11時50分から約40分間、ASEAN関連首脳会議の機会を利用して、鳩山総理大臣はインドのシン首相と首脳会談を行ったところ、概要以下のとおり。

1.冒頭

 はじめに鳩山総理より、G20ピッツバーグサミットに続きお会いできてうれしい旨述べたのに対し、シン首相より、先般は自分(シン首相)の特使として派遣されたナラヤナン国家安全保障顧問を受け入れて頂き感謝する旨述べた。
 さらに、シン首相より、日印関係の強化はインドの国益である、インドは日本のODAの最大の受け取り国であり日本の支援に感謝している、また、貨物専用鉄道建設計画(DFC)及びデリー・ムンバイ間産業大動脈構想(DMIC)を重視しているとともに、日印間の安全保障面での協力も強化したい旨述べた。

2.グローバルな課題

(1)気候変動

 シン首相より、鳩山総理のイニシアティブを歓迎する、インドの排出量は世界全体の4%、1人あたり排出量は世界平均のわずかに4分の1に過ぎないが、責任ある国際社会の一員としてインドは気候変動問題に貢献する、インドは低炭素社会を目指し国内対策を講じている旨述べるとともに、この問題で特に技術面で日印間で協力したい旨述べた。
 これに対し鳩山総理より、COP15を成功させるためにインドのコミットメントが必要不可欠であり、インドの国内的取り組みを国際的にコミットすることを期待する旨述べた。
 さらに、シン首相より、COP15を成功させるために日本その他の国と協力したく、エネルギー効率改善に向けた再生可能エネルギーや原子力発電などの分野で日本の協力を得たい旨述べたのに対し、鳩山総理より、原子力発電については、日本は唯一の被爆国として様々な要素を考慮の上、将来の協力の可能性を検討することとしたい旨述べた。

(2)核軍縮・核不拡散

 シン首相より、核のない世界に向け、「思いを同じくする国」と協力したい、インドは核実験モラトリアムを実施し、FMCTの協議にも参加しているところ、検証可能な、非差別的な枠組みを構築したい旨述べた。
 これに対し鳩山総理より、核廃絶の推進を重視しており、核廃絶という究極的な目標に向けた重要な第一歩として、インドがCTBTに早期に署名・批准することへの強い期待を表明した。

(3)国連安保理改革

 シン首相より、国連の改革、特に国連安保理の改革について日印で協力していきたい旨述べた。

3.二国間関係

(1)首脳往来

 シン首相より、早期にインドを訪問していただきたい旨述べたのに対し、鳩山総理より、できるだけ早くインドを訪問したい旨述べた。

(2)経済連携協定(EPA)

 シン首相より、EPA交渉については両国が柔軟になることが重要であり、EPAは両国の補完的な協力を可能にするものであり、両国の利益になる旨述べた。

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