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日本・ハンガリー共同プレスステートメント

平成20年3月17日

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  1. ゲンツ・キンガ・ハンガリー共和国外相は日本国政府の招待により、2008年3月17日から19日までの日程で訪日した。3月17日、高村外務大臣とゲンツ外相は外相会談を行い、二国間関係及び相互に関心を有する国際問題等につき幅広い意見交換を行った。3月18日、ゲンツ外相は福田総理を表敬した。3月18日、皇太子殿下はゲンツ外相を御接見された。
  2. 両外相は、2004年10月の「日本国とハンガリー共和国との共同声明」、並びに2007年1月の日・ハンガリー外相会談を想起しつつ、両国関係のこれまでの主な成果と今後の方向性について意見を交換した。
  3. 双方は、有識者会議「日・ハンガリー協力フォーラム」が提言をとりまとめ、2007年12月に米倉座長から福田総理大臣、ヴィジ座長からジュルチャーニ首相にそれぞれ提出、報告されたことを評価し、本提言を今後の両国関係発展に生かす考えであることを確認した。
  4. 双方は、2009年の日・ハンガリーの国交樹立140周年、外交関係回復50周年の機会に両国関係を更に幅広い分野で発展させていくことで認識を共有した。また、ブダペスト市エリザベート橋をライトアップする計画が二国関係の促進に熱心に取り組んでいる日本側関係者のイニシアチブにより進められハンガリー側が全面的に支援していることを歓迎し、双方は同ライトアップ事業を2009年周年事業の主要事業の一つと位置付けるとの認識を共有した。
  5. 日本側は、ハンガリー共和国が新しいドナーとして、ハンガリー自身の体制移行の経験を基に、開発途上国の発展に積極的に貢献していることを高く評価した。また、日本側は、ハンガリー共和国が援助効果向上のための「パリ宣言」に参加したことを歓迎し、自らの経験を踏まえ、この分野での国際的議論を深めるため貢献することに期待を表明した。双方は、第三国における開発援助分野で、ベトナムやアフガニスタンにおける例のように、日本とハンガリー共和国の間で具体化している協力を歓迎した。双方は、この分野における両国間の連携強化のため協議を継続することで認識を共有した。

     双方は、気候変動分野について、2013年以降の実効性ある枠組みの構築に向けて協力していくことで認識を共有し、ハンガリー側は、福田総理が発表した「クールアース推進構想」を評価し、これを支持した。また、双方は、2007年12月、グリーン投資スキーム(GIS)に関し日本国が署名する初めてのニ国間協力文書として、ハンガリー共和国政府との間で、京都議定書の下での共同実施(JI)及びGISにおける協力に関する覚書が署名されたことを評価し、この覚書に基づいて具体的な協力が行われることに期待を表明した。また、双方は中・東欧地域環境センター(REC)を通じ中・東欧地域の環境分野での取り組みに協力し、日系企業等とRECとの既存の協力を評価し、その発展を歓迎した。双方は、気候変動分野における共通の取り組みとして、RECの活動への支援を継続する希望を表明した。

  6. 双方は、国際連合安全保障理事会の常任及び非常任双方の議席の拡大を含む国際連合安全保障理事会改革の早期実現のため共に積極的に取り組んでいく決意を表明した。ハンガリー側は、日本国の国連安全保障理事会の常任理事国入りに対する力強い支持を繰り返し述べ、日本側はこれに対する謝意を表明した。また両外相は、北朝鮮、コソボ等双方が深い関心を有する国際・地域情勢につき意見交換を行った。

     双方は、今後とも国際情勢、投資促進、観光、経済協力などの分野でV4+1協力を積み重ねることを確認し、2009年7月からV4議長国を務めるハンガリーと日本との間で緊密に協力していく方針を確認した。

  7. 双方は、貿易、投資分野において両国関係が緊密化していることを歓迎し、今般両国の外相が署名した運転免許の試験の相互免除に関する交換公文が経済関係の一層の強化につながるとの期待を表明した。双方は、社会保障協定の交渉開始に向け緊密に連携していくことを確認した。また日本側は、ハンガリー側が日本のビジネスマンの就労許可の有効期間を既存の1年間から2年間に延長したことを評価した。
  8. 双方は、ハンガリー共和国における日本国への理解を増進する手段として日本語教育の重要性を認識し、「日・ハンガリー協力フォーラム」による日本語教育促進事業の実施に対する期待と、日本国による「日本文化発信プログラム」のハンガリーにおける実施のための協力を表明した。
  9. 双方は、情報通信技術分野における横須賀リサーチパーク(YRP)とブダペスト工科経済大学(BME)、及び情報通信研究機構(NICT)とBMEとの研究協力覚書(MOU)署名を、両国の更なる協力を一層推進するものとして、歓迎した。
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