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「V4+日本」中小企業振興ワークショップ
(概要と評価)

平成20年11月

 10月27~31日の間、ヴィシェグラード4ヶ国(V4)(チェコ、ハンガリー、ポーランド及びスロバキア)(注)の中小企業政策担当部局責任者を招聘し標記ワークショップを実施したところ、概要と評価以下の通り。

(注)1991年、ハンガリー、チェコ・スロバキア(当時)及びポーランドの首脳が、ヴィシェグラード(ハンガリー)に会合し、社会体制の移行等について協力することを申し合わせ、V4発足の端緒となった。

1.概要

(1)経緯・目的

(イ)2007年5月、ハンブルクで行われたV4+1外相会合で、V4側から中小企業振興の分野で我が国と協力したい旨の意向が表明された。我が国は右を受け、今年度での本ワークショップの開催を企画した。

(ロ)我が国はこれまでV4諸国との関係構築に尽力し、V4諸国の体制移行に独自の貢献を実施してきた。今次ワークショップもかかる外交努力の一環として、我が国の中小企業振興政策及び中小企業が我が国の経済発展・産業構造変革に果たした役割を紹介することを目的に実施した。

(2)プログラム

 参加者は、西村外務大臣政務官を表敬訪問し経済関係について意見交換を行い、中小企業庁、中小企業基盤整備機構、東京都、JETRO、日本商工会議所及び日本政策金融金庫を訪問して我が国中小企業振興政策について様々な観点から講義を受けた他、東京都産業技術研究センター及び複数の中小企業を視察し、我が国中小企業の生産活動に触れる機会をもった。

(3)参加者

 V4各国の中小企業振興政策担当部局の責任者(局長レベル)

2.評価

(1)V4各国においては、全企業数の99.8~99.9%を中小企業が占めており、各国とも中小企業の振興のために国内の体制・法整備を行ってきていたところであり、かかる意味で各国からの今次ワークショップ開催に対する期待は大きく、時宜を得た開催であった。

(2)V4の参加者からは、いずれの訪問先の講義も示唆に富むものであり、自国の政策の参考としたい、との評価が寄せられ、また、複数の企業視察を用意したことは、中小企業の生産活動の現場に触れるものとして意義深い、との評価を得た。

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