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ピニェラ・チリ大統領の訪日(概要)
平成24年3月30日

(写真提供: 内閣広報室)
- 日程概要
(1)セバスティアン・ピニェラ・チリ大統領は,実務訪問賓客として,セシリア・モレル夫人とともに,3月28日から30日の日程で訪日した。同大統領には,モレノ外務大臣,フレイ上院議員(元大統領)等が同行した。
(2)28日には,皇太子殿下御会見,横路衆議院議長訪問,東京大学における講演等が行われた。
(3)29日には,野田総理との首脳会談及び総理主催夕食会,日チリ経済委員会等が行われた。またモレノ外務大臣と玄葉外務大臣との外相会談も実施された。
(4)30日には,ピニェラ大統領は宮城県南三陸町を訪問し,同町防災庁舎跡にて献花,黙祷を捧げたほか,松原公園内のチリ広場視察,志津川高校との交流が行われた。
- 首脳会談概要
(1)野田総理から,ピニェラ大統領の訪日を歓迎するとともに,東日本大震災に際してのチリからの支援に謝意を表明。これに対し,ピニェラ大統領から,訪日受入れへの謝意とともに,両国間で多くの課題に取り組むことを通じて更なる関係の発展を期待する旨表明。
(2)ピニェラ大統領は,今後協力していきたい分野として,地震・津波対策の早期警報システム構築,再生エネルギー,鉱業,科学技術,教育等の分野に言及。
(3)ピニェラ大統領は,日本のTPP交渉参加を支持する旨表明。
(4)両首脳は,国連改革,軍縮・不拡散,北朝鮮問題等について意見交換。
- 外相会談概要
(1)両外相は,経済関係強化や防災協力への取組等の二国間案件のほか,国連改革、軍縮・不拡散,北朝鮮問題等,国際場裡の諸課題につき意見交換。
(2)モレノ外相は,日本のTPP交渉参加に必要な支援をする用意がある旨表明。