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日本とブラジルは、未来を見据えた重層的な交流を実施するため、両国関係の絶え間ない拡大と向上を図るイニシアチブを継続して進め、関係発展を阻害している障害の除去を図るべきである。
日伯両国は、官民が一体となって、両国経済関係の再活性化を推進すべきである。そのために、EPA/FTA(経済連携協定/自由貿易協定)を含む新しい包括的戦略についての研究や議論を促進することが必要となる。この努力は、2008年の交流年を重要な契機として加速される。
日伯科学技術協力会議の開催などにより、より活発な学術交流、科学技術協力を促進する。
日伯両国は、エネルギーの安定供給と地球温暖化防止に協力して取り組むため、エタノールを始めとするバイオマス由来燃料の活用推進、CDM(クリーン開発メカニズム)の活用などを含む様々な協力を推進することが期待される。
ブラジルの日系社会及び在日ブラジル人社会は両国社会の発展に一層貢献し、引き続き日伯の懸け橋となることが期待される。そのため両国は、双方のコミュニティが暮らしやすい生活環境の整備に協力する。
両国は、日伯両国市民レベルの相互理解を促進するため、ジャーナリスト会議を開催するとともに、市民参加型の文化・スポーツ交流を促進することが望まれる。
ブラジル移住100周年に合わせて2008年日伯交流年を「日伯交流:新たな100年のはじまり」というテーマの下、新たな日伯関係の発展の契機とすることが期待される。そのため両国は、力を結集するための機関-実行委員会-の活動により、年間を通して記念行事及び活動を実施する。