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第13回ASEAN+3外相会議(概要)

平成24年7月10日

 7月10日(火曜日)午後2時30分頃から4時20分頃(現地時間)までASEAN+3外相会議が開催され,我が国から山口外務副大臣が出席したところ,概要以下のとおり(議長:ハオ・ナムホン・カンボジア副首相兼外相)。

1.ASEAN+3協力のレビューと将来の方向性

 我が国をはじめ,多くの国から,過去15年間のASEAN+3の枠組みにおける実務分野での幅広い協力の進展を評価する発言があった。就中,金融面においては,本年5月の財務大臣会合でチェンマイ・イニシアティブの規模の倍増等に合意できたことは重要な進展であるとして歓迎する旨の発言があった。山口副大臣からは,「引き続き地域金融協力の発展に貢献していきたい」旨発言した。
 また,食料安全保障分野では,ASEAN+3緊急米備蓄(APTERR)協定について,本年7月12日に発効することを歓迎する発言が相次いだ。山口副大臣からは,「APTERRは国際的な食料安全保障の取組にとっても重要な手本となるものであり,同協定に基づく協力が円滑に実施されるよう協力していきたい」旨発言した。議長国カンボジアよりは,未締結国は締結手続きを早く進めるよう総括があった(注)
 更に,我が国をはじめ多くの国から,昨年11月のASEAN関連首脳会議で設置につき一致した東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の3つの作業部会に関連して,今後の進展に期待するとの発言がなされた。
 (注)7月10日現在の締約国:タイ,マレーシア,カンボジア,フィリピン,シンガポール,ベトナム,日本(7カ国)

2.ASEAN+3協力15周年関連

 議長国カンボジアから,本年のASEAN+3協力15周年「記念首脳会議」に向けた意気込みが述べられるとともに,「記念首脳会議」までにASEAN+3作業計画の中間レビューを行いたいとの意図表明がなされた。また,記念行事としてカンボジア主催で行われる,本年9月の青年リーダーズ・シンポジウム,11月の文化公演への各国の参加が呼びかけられた。
 また,各国から,過去のASEAN+3協力をレビューし,将来的の方向性について「記念首脳会議」の際に提出されるEAVGIIの提言への期待が表明された。

3.ASEAN+3連結性パートナーシップ

 我が国をはじめ多くの国から,ASEAN+3の枠組みでの連結性強化にかかるコンセプト・ペーパーの作成におけるタイのイニシアティブに感謝または支持する発言があった。また,我が国の他複数の国から,教育,観光,文化等の「人と人との連結性」の強化の重要性について発言があった。

4.地域・国際情勢

 山口副大臣から、4月の北朝鮮によるミサイル発射は、地域と国際社会の平和と安定を損なう安全保障上の重大な挑発行為かつ、深刻な国連安保理決議違反であると述べつつ、核実験を含む北朝鮮による更なる挑発行為を防ぐことが重要であることに言及。また、5月の日中韓サミットにおいても、北朝鮮による更なる挑発行為を防ぐために緊密に連携していくことで一致したことに言及しつつ、ASEAN諸国全体としても、一致して確固たる姿勢を明確に示すことが極めて重要であり、輸出管理を含む安保理決議の内容をきちんと履行し、対北朝鮮措置の実効性を向上させる必要性があると発言。さらに、拉致問題や韓国の離散家族問題を含む北朝鮮の人権状況・人道問題を引き続き強く懸念しており、状況改善のため、引き続き各国と協力していきたい旨発言した。
 この他、北朝鮮情勢に関しては、数カ国からそれぞれ現状認識について発言があった。


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