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ASEAN+3首脳会議議長声明(骨子)

平成22年10月29日

  1. ASEAN+3プロセスがASEANとともに、東アジア共同体構築という長期的な目標に向けた主要な手段としての役割を果たし、地域における持続可能な成長に貢献していることを再確認した。また、既存の地域メカニズム及び発展している地域アーキテクチャにおいて、ASEANが中心的役割を担うことへの強い支持を再確認した。
  2. ASEAN+3協力の進展、東アジア協力に関する第二共同声明及び同ワークプラン(2007~2017)の実施を回顧した。世界経済が低迷する中、ASEAN+3各国間の貿易、投資は順調で、経済関係が堅調であることを歓迎した。
  3. ASEAN+3国間における貿易と投資の促進に向けた努力を慫慂し、東アジア自由貿易地域(EAFTA)及び東アジア包括的経済連携構想(CEPEA)に係る作業部会が同時並行的に進められていることを歓迎した。EAFTAに関する中国のコンセプトペーパー、日本による東アジアにおける地域経済統合に関するコンセプトペーパーを歓迎した。
  4. 地域における持続的経済発展及び金融の安定にとって金融協力の強化が重要であることを強調し、最近のASEAN+3枠組みにおける金融協力の発展を歓迎した。チェンマイ・イニシアティブのマルチ化(CMIM)、ASEAN+3マクロ経済リサーチ・センター(AMRO)、債券市場フォーラム、信用保証・投資ファシリティ(CGIF)にかかる進展を歓迎した。
  5. ASEAN域内及びASEANと+3各国との間の輸送連結性の強化をコミットした。ASEAN域内及びASEANとその対話国、特に日中韓との連結性向上に資する多国間旅客サービス自由化協定及びASEAN戦略的物流計画2011~2015への期待を表明した。
  6. ASEAN連結性に関するマスタープランの採択を歓迎し、マスタープランの実施に向けた貢献への期待を表明した。その関連で、交通大臣に対し、輸送と連結性に関する協議を行うASEAN+3交通大臣会合の設立の可能性を模索することを慫慂した。
  7. 地域の経済競争力と公正な経済発展の促進の重要性を確認し、競争政策に関するASEAN地域ガイドラインの開始を歓迎した。
  8. 地域における食料安全保障の重要性及びASEAN+3枠組みでの、緊急時における米備蓄(APTERR)協定の採択及び署名の早期実施の重要性を確認した。
  9. ベトナムにおけるASEAN+3エネルギー大臣会合の開催を歓迎し、エネルギー協力の強化に向けて関係大臣に指示した。エネルギー安全保障、石油備蓄、天然ガス及び石油市場、新・再生可能なエネルギー等のASEAN+3のフォーラム、石油備蓄ロードマップ等のイニシアティブを歓迎した。
  10. ASEANによる、東アジアを連結性とダイナミックな成長に向けて発展するのに貢献する効果的な資金調達手段と政策を模索する努力に留意する。
  11. 10月29日、ルアン・プラバンにおいて発出されたASEAN+3公務員分野に関する共同宣言に留意するとともに、ASEAN+3の間での人的資源に関する協力の増強への期待が表明された。
  12. 2010年4月7日にASEAN女性と子供の権利の保護・促進委員会(ACWC)が設立されたことを歓迎。ハノイで開催された第17回首脳会議において採択されたASEAN女性と子供の福祉と開発促進に関するハノイ宣言への支持を表明した。
  13. 気候変動問題の解決の重要性、2010年12月にメキシコのカンクンにおいて開催されるCOP16及びCMP6において前向きな結果が出るよう緊密に協力することを再確認した。また、2010年4月9日に発出したASEAN首脳による気候変動に関する声明及び、気候変動に関する東アジア・フォーラムの開催に向けたベトナムのイニシアティブに留意する。
  14. 疾病の急激な発生・拡大を防ぐための協力の強化の必要性を再確認し、ASEAN+3伝染病の発生に関するASEAN+3プログラムフェーズIIが成功裏に完了したことに満足した。次のフェースの早期開始を期待するとともに、ASEAN+3各国の積極的な参加への期待を表明した。鳥インフルエンザのコントロールに関するASEANロードマップの作成へのASEANの努力を支持する。
  15. 2010年8月に東京で行われた防災に関する国際会議を含め、防災分野におけるASEAN+3協力の促進に向けた努力を歓迎し、日本が同分野における協力を主導するとのコミットメントを歓迎する。
  16. 地域、国際問題などの共通の関心事項について幅広い意見交換を行った。最悪の国際金融危機からの回復の遅さと脆弱性に比して、東アジア経済は順調に回復し、世界的な経済回復の鍵となっていることに言及した。
  17. ASEAN+3協力に、新たに情報、教育分野が加わったことに留意し、2009年11月の情報分野のASEAN+3大臣会合の開始を歓迎した。また、ASEAN+3の枠組みで教育分野の協力開始に向けたタイの努力に感謝した。
  18. G20プロセスにおいて追求されているように、強固、持続可能でバランスのとれた成長に向けたフレームワークへの支持を表明し、11月に開催されるG20首脳会議に向けた韓国の努力に感謝した。ASEAN議長のG20首脳会議出席にかかる我々の支持を繰り再度表明した。
  19. 地域及び北朝鮮の平和と安定を維持することの重要性を強調し、朝鮮半島の、完全かつ検証可能な非核化を支持することを再確認した。また、我々はすべての関係者が、2005年9月19日の共同声明の完全実施、朝鮮半島の長期にわたる平和と安定を達成するため、六者会合の再開に資する環境を作り出すことを促した。国連安全保障理事会決議とその実施の重要性、国際社会の人道問題への懸念に取り組むことを呼びかけた。
  20. 韓国大統領による、東アジア・ビジョン・グループII(EAVG II)の設置に関する提案に感謝する。
  21. 東アジア共同体建設に向けた政策提言に関する、東アジアシンク・タンク・ネットワーク(NEAT)のメモランダムに留意する。
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