アフリカ

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第24回アフリカ・フランス首脳会議
(概要)

平成19年2月17日


  • 2月15日、16日、カンヌ(仏)において、仏政府主催により、第24回アフリカ・フランス首脳会議が開催。今回初めて域外国より森元総理(日本)、メルケル首相(独)が参加。
  • 「アフリカと世界の均衡」をテーマとして、3つの分科会に分かれて議論。このほか、ダルフール問題に関する関係国首脳会合を開催、対話の再開と和解プロセスの継続を求めるカンヌ宣言を発出。
  1. 2月15日、16日、カンヌ(仏)において、シラク仏大統領の主催により、第24回アフリカ・フランス首脳会議を開催。49のアフリカ諸国(首脳級約40人、うち元首33人)と国連、アフリカ連合(AU)、欧州委員会、仏語圏国際組織が参加。これに加え、今回初めて域外国より、日本(森元総理が政府代表として参加)及び独(メルケル首相)を招待。
  2. 開会式

    (1) 開会式(15日)において、トゥーレ・マリ大統領(前回ホスト国)、ムバラク・エジプト大統領(次回ホスト国)、森元総理(政府代表)、メルケル独首相、クフォー・ガーナ大統領(AU議長)、シラク仏大統領の順でスピーチ。

    (2) 森元総理は、自身の体験を踏まえつつ、TICADプロセスを機軸とするわが国のアフリカ問題の取組を紹介。メルケル首相は、G8サミット議長国及びEU議長国の立場から、独の復興の歴史に触れつつ、アフリカ問題の重要性を確認。シラク大統領は、アフリカへの強い愛着を示しながら、国連とAUのマンデートに沿った軍事行動や革新的資金調達メカニズムの必要性等を強調。

  3. 分科会

    (1) 今回の首脳会議のテーマは「アフリカと世界の均衡」。3つの分科会(第一分科会「アフリカの一次産品」、第二分科会「世界におけるアフリカの地位と重み」、第三分科会「アフリカと情報社会」)を開催。

    (2) 森元総理は第二分科会に出席。アフリカが直面する新旧の課題及び現在迎えている好機について議論。国際機関におけるアフリカの代表性を向上の必要性に言及。

  4. 5日、シラク大統領の呼びかけで、クフォー・ガーナ大統領議長の下、ダルフール問題を話し合う関係8カ国首脳会合を首脳会議の枠外で開催。地域の安定のための対話の再開と和解プロセスの継続を求めるカンヌ宣言を発出。
  5. ギニア情勢について憂慮し、ギニア政府に労組との合意に従って秩序維持を求める宣言を発出。
  6. 16日の全体会合の後、感染症対策の資金調達を目的として設立された、UNITAIDへ17のアフリカ諸国が加入するための署名式を開催。
  7. 首脳会議後、以上の議論をまとめたコミュニケを発出。
  8. 森元総理は、会議の合間にシラク大統領と短時間の会談を行ったほか、アフリカ諸国首脳、メルケル首相等、参加要人と立ち話を行った。
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