外務本省

遠山清彦外務大臣政務官のインドネシア訪問
(概要)

平成17年12月

 12月5日~7日、遠山清彦外務大臣政務官は、第5回アジア太平洋安全保障協力会議(CSCAP:Council for Security Cooperation in the Asia Pacific)総会出席他のため、インドネシアを訪問したところ、訪問の概要は以下のとおり。

1. アジア太平洋安全保障協力会議(CSCAP)総会

 6日~7日にジャカルタにて開催された第5回CSCAP総会冒頭の第一セッションにおいて、遠山政務官はNorth East Asia: New Paradigm for Securityと題する基調講演を行った。

(注)アジア太平洋安全保障会議(CSCAP)は、アジア太平洋地域の域内諸国の信頼醸成及び安全保障協力の枠組みを提供することを目的として、1994年6月に設立された民間レベル(トラック2)のフォーラム。アジア太平洋地域を対象とした安全保障対話・協力の場として、政府レベル(トラック1)では、ASEAN地域フォーラム(ARF)が1994年7月から開始されているが、域内諸国間の相互理解と信頼醸成の観点からは、様々なレベルで対話が行われることが有益。こうしたことから、CSCAPは総会は1997年6月に第一回目がシンガポールで開催されて以来、域内各国・地域の有識者、実務経験者、及び個人の資格の政府当局者(外交、防衛担当)が集まり、定期的(2年に1回)に開催されている。

(写真)CSCAPにて演説を行う遠山政務官

<CSCAPにて演説を行う遠山政務官>

2. インドネシア要人との意見交換

 6日、遠山政務官は、テオ・サンブアガ国会第一委員会(外交、国防)委員長(ゴルカル党副総裁、元労働大臣、元国民住宅担当大臣)と意見交換を行った。先方より、過去から現在までに至る日本の支援に対し深い謝意が表明されると共に、テロ対策の最新情報等につき説明があった。遠山政務官よりは、同国のテロリストの取締り等の取組を評価すると共に、一層の努力を期待する旨述べた。また、同委員長は、EAc(東アジア・コミュニティ)については、「開かれた」状態で将来の発展に尽くすことが必要であるとの認識が示された。更に、同委員長より、アチェ問題について、和平プロセス(武装解除や元GAM兵士の社会復帰等)が順調に進んでいる、1月には国会にアチェ統治法案が上程されることを期待していると述べたのに対し、遠山政務官よりは、かかる動きを歓迎すると共に、日本としての知見を活かしつつ、引き続き必要な支援を行う用意がある旨述べた。

(写真)遠山政務官とテオ・サンブアガ国会第一委員会(外交、国防)委員長

<遠山政務官とテオ・サンブアガ国会第一委員会(外交、国防)委員長>

3. 経済協力案件視察

(1)7日、遠山政務官は、メトロ・ブカシ警察署を訪問し、我が国の市民警察活動促進プロジェクトを視察した。エドワード署長との意見交換では、日本の専門家による支援が大変役立っている、例えば、鑑識分野での支援が奏功し、メトロ・ブカシ署管轄地域で起きた凶悪犯罪のうち、約9割の事件が解決されている旨の説明があった。また、視察に際しては、JICA専門家として警察庁から派遣されている国家警察長官アドバイザーの植松警視監をはじめ、鑑識等の専門家から詳しい説明を受けた。

(2)7日、遠山政務官は、平成13年度の草の根無償資金協力で支援したアル・ムハジリン孤児院教育施設の現場を視察した。同団体から我が国の支援に対し、改めて謝意が表明された。また、同施設では、J2Net(ジャカルタ在住駐在員の夫人で組織したボランティア団体)が日頃から支援活動を行っているが、同会員からも説明を受けた。

(写真)メトロ・ブカシ警察署を視察する遠山政務官

<メトロ・ブカシ警察署を視察する遠山政務官>

(写真)アル・ムハジリン孤児院教育施設の子供たちと

<アル・ムハジリン孤児院教育施設の子供たちと>

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