外務本省

徳永外務大臣政務官のトルコ及びカタール訪問

平成23年7月

 徳永政務官は,平成23年7月15日(金曜日)から7月17日(日曜日)までの日程でトルコ(イスタンブール)及びカタール(ドーハ)を訪問したところ,概要以下の通り。

1.第4回リビア・コンタクト・グループ会合出席

(7月15日,於:イスタンブール)

  • (写真)徳永政務官による発言
    (徳永政務官による発言)
  • (写真)ジブリール・リビア暫定国民評議会委員長との懇談)
    (ジブリール・リビア暫定国民評議会委員長
    との懇談)

1.参加者

【共同議長】
ダーヴトオール・トルコ外相及びアブダッラーUAE外相
【国際機関】
アラブ連盟,EU,GCC,NATO,国連,OIC(イスラム諸国会議機構),AU
【国】
オーストラリア,バーレーン,カナダ,デンマーク,フランス,ドイツ,ギリシャ,イタリア,日本,ヨルダン,クウェート,レバノン,マルタ,モロッコ,ポーランド,カタール,スペイン,英国,米国,ブルガリア,オランダ,カタール,エジプト,ポルトガル,ルーマニア,スーダン,チュニジア,セネガル,インド,韓国,ブラジル
リビア暫定国民評議会のジブリール執行委員会委員長も参加。

2.概要

 ダーヴトオール・トルコ外相及びアブダッラーUAE外相が開会スピーチを行い,その後,リビア暫定国民評議会のジブリール執行委員会委員長,各国際機関及び各国参加者の順に発言。最後に,本会合の共同議長の責任で議長声明がとりまとめられた。

  1. (1) 各国からは,改めて結束してカダフィ政権に圧力をかけつつ,同時に,政治的解決についての国連の役割を強く支持していくとの共通の認識が示された。
  2. (2) 各国が,カダフィ政権の正統性がないことを改めて確認するとともに,暫定国民評議会に対する強い政治的な支持に言及した。なお,共同議長の責任でとりまとめられた議長声明においては,同評議会を「リビアにおける正統な統治当局(the legitimate governing authority in Libya)」として取り扱う(deal with)との言及がなされた。
  3. (3) ジブリール暫定国民評議会執行委員会委員長は,国際社会による政治的な支援に感謝の意を表するとともに,民主的な新しいリビアを再建するために,国際社会による資金面での協力を強く求めた。
  4. (4) 我が国団長として本会合に出席した徳永政務官は,我が国が,暫定国民評議会を「リビアにおける正統な対話相手(the legitimate interlocutor of the Libyan people)」と位置付けることを表明
  5. した。また,今後,暫定国民評議会との関係を強化する中で,リビア再建に向けた我が国としての貢献につき,前向きに検討していく旨言及した。
  6. (5) 次回会合は第66回国連総会の機会にニューヨークで開催される予定。

3.二国間会談

 本会合の機会に,徳永政務官は,以下の会談ないし懇談を行った。

  1. (1)ジブリール暫定国民評議会執行委員会委員長
    徳永政務官からは,我が国が,同評議会を「リビアにおける正統な対話相手」と位置付ける方針を定めたことを直接伝達するとともに,同委員長に対し,訪日招請した。
  2. (2)ハティーブ国連特使
    徳永政務官から,我が国政府として同特使の政治的解決に向けての努力を最大限支持する旨述べた。これに対し,同特使は,暫定国民評議会との関係強化に努める我が国政府の取組を支持する旨述べた。
  3. (3)バート英外務政務次官
    ベンガジ情勢について意見交換した。

4.評価

 本会合には,我が国から初めて政務レベル(徳永政務官)が出席した上で,我が国として,暫定国民評議会の役割を支持し,「リビアにおける正統な対話相手」と位置付けることを表明する等,同評議会との関係強化の方針を明らかにした。また,徳永政務官は,同評議会のジブリール執行委員会委員長とも有意義な会談を行った。今後,いかなる方策によって,同評議会との関係を強化するかについて,同評議会との接触を継続する中で検討していく。

2.宗教的寛容に関する閣僚会合出席

(7月15日,於:イスタンブール)

  • (写真)宗教的寛容に関する閣僚会合出席」-1
  • (写真)宗教的寛容に関する閣僚会合出席」-2

1.参加者

【共同議長】
クリントン米国務長官及びイフサンオールOIC事務局長 日本の他,欧州,中東・アフリカを中心とした各国が出席。EU,カナダ,ヨルダン,イタリア,モロッコ,ポーランド,トルコ等からは外相級が参加。

2.概要

 発言した多くの国が,本年4月に採択された国連人権理事会決議16/18号の意義に触れつつ,宗教間(特にキリスト教・イスラム教間)の相互理解の重要性を強調。他宗教理解のための教育の充実,宗教間対話の促進,宗教的マイノリティの保護等の施策につき言及があった。

3.ドーハ訪問

(7月17日)

  • (写真)タミーム皇太子との会談
    (タミーム皇太子との会談)
  • (写真)日本企業関係者との意見交換
    (日本企業関係者との意見交換)

1.タミーム・カタール皇太子との会談

  1. (1)徳永政務官より,東日本大震災に際し,カタールより,ハマド首長のイニシアティブによる復興支援のための1億ドルの資金提供の表明,400万トン以上のLNG及びタンカー23隻相当のLPGの供給増の表明に対する謝意を述べた。さらに,カタールとのエネルギー協力,両国の国交樹立40周年を迎える2012年に向けた友好関係の強化,インフラ整備における協力が重要である旨述べた。
  2. (2)これに対し,タミーム皇太子より,カタールと日本の経済的・歴史的な強い友好関係に鑑み,大震災からの復興に向けて日本国民を支援するのは友人としての義務であり,今後とも両国間の友好関係のために,更なる支援を惜しまない旨述べた。
  3. (3)また,双方は,次世代に向けた両国間の友好関係の更なる促進と重層化について意見交換を行った。

2.日本企業関係

 徳永政務官は,日本企業が建設中のドーハ新空港の視察を行うと共に,在カタール日本企業関係者との意見交換を行った。


このページのトップへ戻る
徳永外務大臣政務官訪問・会談記録 |  目次へ戻る