外務本省

中野外務大臣政務官の「防災に関する国連非公式テーマ別討論」出席(概要)

平成24年4月12日

  • (写真)中野外務大臣政務官の「防災に関する国連非公式テーマ別討論」出席-1
    中野政務官のステートメント
  • (写真)中野外務大臣政務官の「防災に関する国連非公式テーマ別討論」出席-2
    ナスル総会議長との会談
  • (写真)中野外務大臣政務官の「防災に関する国連非公式テーマ別討論」出席-3
    ワルストム国連事務次長補との会談
  • (写真)中野外務大臣政務官の「防災に関する国連非公式テーマ別討論」出席-4
    会場の様子

1 概要

  1. (1)4月12日(木曜日),米国ニューヨークの国連本部にて「防災に関する国連非公式テーマ別討論」が行われ,我が国からは中野譲外務大臣政務官が出席しました。同会合はナスル国連総会議長の提唱によって開催されたもので,我が国も開催に向け働き掛けを行ってきたものです。
  2. (2)冒頭,ナスル国連総会議長,マルコラ国連官房長,ランパンギレイ・インドネシア国民福祉担当調整大臣府副大臣(ユドヨノ大統領メッセージ代読),カー豪外相及び中野大臣政務官がステートメントを行い,それぞれの立場から防災に対する取組の重要性について強調しました。
  3. (3)その後,パネルディスカッションを行い,公共投資を通じた都市の災害リスクへの対応,持続可能な脆弱性減少に対する包括的取組,気候変動への適応とリスク軽減措置を通じた災害に対する強靱性向上のそれぞれのテーマに対して,我が国の今村文彦東北大学教授を始め,キャサリン・ブラッグ国連事務次長補兼副緊急援助調整官,サベール・フセイン・チョードリー・バングラデシュ国会議員,オーギュスト・バレッラ・キト市長(エクアドル),アイサ・キラボ・カチーラUN-HABITAT副事務局長等が発言しました。
  4. (4)最後に,マルガレータ・ワルストロム国連事務次長補(防災,ISDR担当)より,災害リスクの計測・認識が重要であること,災害を完全に防ぐことはできないため,災害リスクの軽減が我々にできる唯一の取り組みであること,リスク軽減およびより良い解決方法を創り出すために,すべての好事例を統合することが必要であること,持続的開発と防災は一体的に取り組むことが重要であり,このことをリオ+20にもつなげていくことが必要である等会合の内容を述べました。さらに,ナスル国連総会議長より閉会の辞が行われ,本会合の成果をリオ+20および7月の日本のハイレベル防災会議につなげる旨の発言があり,会合を終了いたしました。

2 中野大臣政務官のステートメント(英文(PDF))

 防災に関する国連非公式テーマ別討論で,中野大臣政務官が行ったステートメントの概要は次のとおりです。

  1. (1)東日本大震災に際し,各国及び各国際機関から受けた温かい支援に対して,日本国民を代表して改めて感謝したい。
  2. (2)我が国の経験と教訓を国際社会と共有することは我が国の責務。防災への対策は,被害を最小限にする上で効果的であり,今回の大震災でも我が国の建築基準が建物の倒壊を最小限とし,早期地震検知システムにより新幹線が事故なく安全に停車した例などを紹介。
  3. (3)その上で,国際協力における防災の主流化の重要性を強調。防災への取組と災害に強い強靱な社会の構築には,人間の安全保障が鍵となり,2015年以降の新たな国際開発目標のあり方における議論でも,防災という観点を含めるべき。また,気候変動問題に対する取組は防災という観点からも重要であり,引き続き我が国も積極的に貢献していきたい。
  4. (4)日本の貢献の一環として,我が国は7月に「大規模自然災害に関するハイレベル国際会議」を開催する。今回のテーマ別討論の成果も活用しつつ,防災に関して様々な角度から議論を行う予定。そして7月国際会議の成果を2015年の第3回国連防災世界会議につなげ,ポスト兵庫行動枠組の策定に向けた議論に貢献する。

3 バイ会談

 中野大臣政務官は今回の会合出席の機会を利用して,ナスル総会議長,ワルストロム国連事務次長補(防災,ISDR担当)とそれぞれ次のとおり会談を行った他,韓国,米国,仏,露,中国,ASEAN諸国国連常駐代表との意見交換を行いました。

(1)ナスル総会議長(12日午後)

 ナスル総会議長から,中野大臣政務官の防災に関する非公式テーマ別討論出席への謝意が述べられるとともに,日本の経験を共有して頂くことの重要性について述べました。さらに,安保理改革,人間の安全保障,北朝鮮,シリア問題等について意見交換を行いました。

(2)ワルストロム国連事務次長補(防災,ISDR担当)(12日午前)

 ワルストロム国連事務次長補から,防災に関する日本のイニシアティブを歓迎する旨述べました。中野大臣政務官から,7月に開催する大規模自然災害に関するハイレベル国際会議に向けて引き続き緊密に協力していきたい旨述べました。


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