外務本省

金田外務副大臣の中国・モンゴル訪問

平成18年7月4日

 金田副大臣は7月1日から4日まで中国及びモンゴルを訪問した。
 中国では日中友好環境保全センター設立10周年記念式典に出席しスピーチを行った他、周生賢国家環境保護総局長、宋健中日友好協会会長と会談を行った。
 モンゴルではエンフバヤル大統領、エンフボルド首相、エンフボルド外相とそれぞれ会談を行った他、モンゴルの「第三次初等教育施設整備計画(第3期)」に対する無償資金協力について書簡(E/N)の交換を行った。また、モンゴルでは我が国経済協力案件の視察、経済協力関係者との懇談を実施した他、日本人抑留中死亡者慰霊碑に対する献花も行った。
 両国訪問の主なポイントは以下の通り。

1.中国訪問

(1)訪問の意義

(写真)環境保全センター10周年記念式典
<環境保全センター10周年記念式典>
(写真)宋健中日友好協会会長との会談
<宋健中日友好協会会長との会談>

(2)主な個別行事の内容

(イ)日中友好環境保全センター設立10周年記念式典
  • 金田副大臣は、スピーチの中で、センターに対する日本の協力が黄砂対策、公害防止管理者制度の構築、東アジア酸性雨モニタリングネットワーク作りなどの分野で大きな成果をあげており、日本の経験・知見が活かされていることを評価。また、センターにおける協力のみならず、日本政府が環境分野で様々な協力を行っており、また、確実に成果をあげていることを具体的に例示しつつ紹介。中国政府が環境問題について自らの役割と責任を果たすべきことに触れながら、我が国として、こうした中国の努力に対して今後とも積極的に協力していく旨改めて表明。
(ロ)宋健・中日友好協会会長との会談
  • 宋健会長よりは、中日友好環境保全センターを含めた日中間の環境協力に対して高い評価と、日本の協力に対する感謝の意が表明された。また、中日友好協会より、民間団体として、日中間の友好関係強化に貢献していきたいとの強い決意が示された。
  • 金田副大臣よりは、日中間の民間交流、青少年交流の重要性に言及しつつ、日本政府としても高校生交流など各種事業を進めていることを説明。日中関係は世界で最も重要な二国間関係の一つであり、5月の日中外相会談を契機とした関係改善に向けたモメンタムを定着させるべく、具体的な共通利益を広く両国国民に示していくとの観点に立って、あらゆる分野での協力を積み重ねることが重要である旨発言。

2.モンゴル訪問

(1)訪問の意義

(写真)エンフバヤル大統領との会談
<エンフバヤル大統領との会談>
(写真)無償資金協力に関する書簡署名式
<無償資金協力に関する書簡署名式>

(2)主な個別行事の内容

(イ)エンフバヤル大統領との会談
  • 大統領より、小泉総理のモンゴル訪問招請がなされた。金田副大臣よりは、エンフバヤル大統領の今年度中の訪日招請を改めて確認した。
  • 金田副大臣より、IWCや国連安保理改革など、国際場裏でモンゴルが日本の立場を支援してきていることに対し謝意を表明。今後とも、様々な問題で、両国が協力していくことで一致した。
(ロ)エンフボルド首相との会談
  • 金田副大臣より、両国関係は、エンフボルド首相の訪日の成果もあって、文化交流、経済交流、人的交流、ODAなど様々な分野で良好に推移している旨、本年、来年の節目の年に更なる関係強化を進めるため全力で努力している旨発言。
  • エンフボルド首相よりは、1990年以降、モンゴルが苦しんでいる時に日本から支援を頂いたことに感謝している旨、同首相訪日の際の成果をしっかりフォローアップすることが重要である旨発言がなされた。総合的パートナーシップの原則の下、政治対話の継続、経済協力の強化、文化交流や国際場裏における協力の更なる緊密化が必要である旨発言。
  • 今後の我が国からの支援の内容についても詳細な意見交換を行った。
(ハ)エンフボルド外相との会談及び無償資金協力に関する書簡(E/N)署名式
  • エンフボルド外相より、モンゴルの対外政策の中で日本の役割は大きい旨、小泉総理のモンゴル訪問実現を強く期待している旨発言。日本の協力に対する謝意を表明すると共に、今後は経済関係の強化、特に日本の民間投資の拡大のために、モンゴル政府としても税制を含め政策的に支援していく旨発言。
  • 金田副大臣よりは、国際場裏におけるモンゴルの日本支持の姿勢に対する謝意を表すると共に、地域の安定と発展のために両国が力を合わせていきたい旨、日本の財政事情は厳しいが、開発効果の高い案件について今後とも経済協力を行っていきたい旨発言。
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