外務本省

金田外務副大臣のモロッコ訪問(ジェットゥ首相との会談ほか)

平成18年8月11日
  1. 8月10日午前、モロッコ出張中の金田外務副大臣は、ジェットゥ・モロッコ首相と会談した。金田副大臣より、昨年末のモハメッド6世国王陛下国賓訪日の成功後、本年が日本とモロッコの外交関係樹立50周年という記念すべき年に当たり、本年には両国内で各種の文化行事等が盛んに開催されていること、また、6月のモロッコ外相訪日時に両国間の政策協議を実施したことを受け、今回の自分(副大臣)の訪問が実現した旨紹介の上、外交関係樹立50周年を契機に両国間の関係の更なる発展に努力したいとの日本政府ハイレベルの意思をお伝えしたい旨述べた。

     また、金田副大臣より、日本は3月の「マラケシュ・アガディール間高速道路建設計画」(円借款)や昨日交換公文に署名した「第2次地方村落妊産婦ケア改善計画」(無償資金協力)のような経済協力を通じて、国王陛下の推進される「人間開発イニシアティヴ」をはじめとするモロッコの改革努力を支援していく考えである旨述べた。

  2. これに対し、ジェットゥ首相より、日本は伝統文化を守りながら近代化に成功した大国であり、地理的には遠いが隣の国であるかのような親近感を有している、国王の「人間開発イニシアティヴ」は地方に焦点を当て地方に必要な支援を狙いを定めて実施していくものであり、今回の「第2次地方村落妊産婦ケア改善計画」のようなプロジェクトへの日本の支援には大変感謝している旨述べた。
  3. このほか、金田副大臣より、対アフリカ支援に関連し、2008年のTICAD IVへのモロッコの協力を要請したところ、ジェットゥ首相より、国際社会の均衡のとれた発展のためにはアフリカに目を向ける必要があり、モロッコも種々努力を傾注しているがモロッコとしてもTICAD IVにはできる限り協力したい旨応答した。また、両者は、レバノン情勢について意見交換を行ったほか、日本企業の対モロッコ投資の増加に向けた方策について議論した。
  4. ジェットゥ首相との会談に先立ち、9日夕刻、金田副大臣は、エル・アラミ経済総務担当特命大臣との間で「第2次地方村落妊産婦ケア改善計画」(約9.7億円、無償資金協力)の交換公文への署名式を行った。
  5. また、ジェットゥ首相との会談に引き続き、金田副大臣はアズーレイ国王顧問とも会談を行った。アズーレイ国王顧問より、二国間の経済関係の強化、特に日本企業による対モロッコ投資拡大について強い期待が示され、両者は対モロッコ投資拡大に向けた方策等について意見交換を行った。

(参考1)金田副大臣のモロッコ滞在日程

日程
日付 予定
8月9日(水曜日) 午後 ラバト着
夕刻 「第2次地方村落妊産婦ケア改善計画」署名式
8月10日(木曜日) 午前 ジェットゥ首相との会談
アズーレイ国王顧問との会談
午後 ラバト発

(参考2)最近の我が国の対モロッコ経済協力案件

(1)「マラケシュ・アガディール間高速道路建設計画」

(2)「第2次地方村落妊産婦ケア改善計画」

(参考3)「人間開発イニシアティヴ」

 昨年5月、モハメッド6世国王が、貧困・格差是正を中心とする経済・社会面の国家イニシアティヴとして発表。国内関係機関は、保険・衛生、識字率改善、産業振興などについて同イニシアティヴに基づいて貧困削減努力を具体化すべく努力。地方住民等も含めた官民参加型のアプローチをとっている。

このページのトップへ戻る
目次へ戻る