マダガスカル共和国

日・マダガスカル首脳会談

平成29年12月5日

英語版 (English)

 本5日午後6時15分頃から約35分間,安倍晋三内閣総理大臣は,公式実務訪問賓客として訪日中のラクトゥアリマナナ・ヘリー・マーシャル・ラジャオナリマンピアニナ・マダガスカル共和国大統領H.E. Mr. Rakotoarimanana Hery Martial Rajaonarimampianina, President of the Republic of Madagascar)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  • 握手を交わす両首脳
    (写真提供:内閣広報室)
  • 日・マダガスカル首脳会談
    (写真提供:内閣広報室)

 なお,首脳会談後,両首脳が立ち会いの下,河野外務大臣とラバリ・ンジャカ・マダガスカル外務大臣により,食料安全保障支援及び安全な水へのアクセス改善に関する,6億7,000万円規模の無償資金協力2件の交換公文の署名が行われ,日・マダガスカル共同声明骨子(PDF)別ウィンドウで開く日本語(PDF)別ウィンドウで開く仏語(PDF)別ウィンドウで開く)を発出しました。次いで両首脳による共同記者発表が行われました。その後,安倍総理大臣夫妻主催の夕食会が行われ,両国関係の幅広い話題に会話が及びました。

  • 署名式に立ち会う両首脳
    (写真提供:内閣広報室)

1 冒頭発言

(1)安倍総理大臣から,ラジャオナリマンピアニナ大統領の初めての訪日を歓迎,昨年8月のTICADVI以来の再会を嬉しく思う旨述べるとともに,東部・南部アフリカの玄関口に位置し,資源豊かな友好国であるマダガスカルは,自由で開かれたインド太平洋の実現の鍵を握る重要国である,今次訪日を契機として,両国関係を更に大きく発展させていきたい旨述べました。

(2)これに対し,ラジャオナリマンピアニナ大統領から,日本の招待への謝意を述べた上で,昨年ナイロビのTICAD VIで安倍総理大臣と会談して以来,この訪日を心待ちにしていた,今回の訪問を通じて,日本との友好関係を強化したいとのマダガスカル政府の意思を形にすることができ大変嬉しく思う旨述べました。

2 二国間関係

(1)自由で開かれたインド太平洋戦略

 安倍総理大臣から,トアマシナ港の拡張案件を始めとする,開放的で,透明で,非排他的な形で運営される国際的な港湾の整備は,インド太平洋地域の連結性にとって極めて重要である旨述べました。これに対し,ラジャオナリマンピアニナ大統領から,マダガスカルとしても安全で自由な航行,法の支配,及び平和と安定を重視しており,安倍総理大臣が推進する「自由で開かれたインド太平洋戦略」を支持する旨述べました。

(2)経済・経済協力

 安倍総理大臣から,今年7月に日マダガスカル官民インフラ会議が成功裏に開催されたことに言及し,今後も,質の高いインフラ整備,人材育成等を通じてマダガスカルの経済開発を支援していく旨述べました。これに対し,ラジャオナリマンピアニナ大統領から,様々な分野における日本の支援に謝意が述べられ,両首脳は,アンバトビ・プロジェクト及びトアマシナ港の拡張案件の重要性,並びに投資協定の早期交渉開始の必要性について一致しました。

3 地域情勢・国際場裡での協力

 両首脳は,北朝鮮の核・ミサイル開発は地域だけでなく国際社会の平和に対する大きな脅威であり,北朝鮮に対し安保理決議の完全な履行を含め圧力を一層強化していくことが重要との点で一致しました。また,安倍総理大臣から,拉致問題に関する理解と協力を求めたのに対し,ラジャオナリマンピアニナ大統領から,日本の立場についての理解を得ました。
 また,両首脳は,国連安保理改革を更に前進させる重要性を再確認しました。

  • 署名式及び共同記者発表へ向かう両首脳
    (写真提供:内閣広報室)
  • 共同記者発表
    (写真提供:内閣広報室)
  • 共同記者発表
    (写真提供:内閣広報室)

[参考]アンバドビ・プロジェクト
 アンバトビ・プロジェクトは世界最大級のニッケル採掘・精錬事業で住友商事が,資本参画している。


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