世界の学校を見てみよう!

ジンバブエ共和国
Republic of Zimbabwe

ジンバブエの学校では今
Republic of Zimbabwe

英語、ショナ語は必修科目

(写真)教室をバックに記念撮影

 MUKAI・セカンダリー・スクールは、首都ハラーレから南に11キロメートル離れたハイフィールドにあります。独立前は人種隔離されていた人口密集地域で、生徒のほとんどは低・中所得者層の家庭です。

 4年制で12~18歳の生徒が通い、生徒総数は約1,200人、教師数は60人。1~2年生は15クラス、3~4年生は7クラスあり、教室の数が少ないので授業は午前(7時15分~12時25分)、または午後(12時25分~5時25分)の2回に分けて行われ、生徒はどちらか一方の時間帯に振り分けられます。日本のようにクラス単位で授業を受け、英語、数学、ショナ語、地理、科学、商業の必修科目と歴史か会計の選択、料理、金属・木工、洋裁などの実技があります。長期休暇は12月7日~1月16日の夏休みのほか、8月7日から1ヵ月、4~5月の1ヵ月間。

 制服があり、女子のスカートはひざがかくれる長さが決まりです。生徒は男女とも流行の髪形にしたいのですが、学校側は自然に短く切った髪形にするよう指導しています。女子生徒は妊娠した場合、退学させられます。

米国の音楽、テレビ番組が好き

(写真)校庭でポーズをとる生徒

 生徒の熱中しているスポーツは、男子はサッカー、バレーボール、バスケットボール、女子はバスケットボールに似たネット・ボールが盛んです。音楽では米国のソウル・ミュージックが好きで、そのほか米国のカントリー・ミュージックやレゲエ、ジンバブエの伝統音楽、ゴスペル・ソングをよく聞いています。ハラーレ市内の映画館に行くことは一般の生徒にとっては料金が高く、もっぱら地元のコミュニティ・ホールで、戦争映画、スリラー映画、ブルース・リーなどのカンフー映画を見ています。テレビはニュース番組やショナ語のドラマなど毎日3時間ほど見ており、最も人気があるのは米国のホーム・ドラマ「サンタ・バーバラ」。なお、勉強も毎日2時間30分~3時間しています。

(写真)授業中の風景

 学校生活にはほぼ満足していますが、図書館に十分な本がないこと、スポーツなどクラブ活動の種類が少ないという不満があります。悩みとしては、両親のけんかや離婚、貧乏、卒業生によるいじめ、異性問題などがあります。友人や親戚の人に相談するほか、家庭内暴力は地元の曾長などに相談することもあるそうです。

 大部分の生徒は、長期休暇に地方の両親の家に帰省し、畑を耕し、牛や羊の番、水くみ、まき集め、ネズミやウサギなどの狩猟、製粉所へのメイズ(主食のサザの原料)運びなどの手伝いをします。

財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き1996年2月号」より

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