
ルーマニアでは、1995年に新教育法が制定され、義務教育は10年間から小学校4年、中学校4年の8年間になりました。
首都ブカレストにある。ミハイ・ヴィテアズル高校は、14~17歳の男女が通う4年制の公立の高校。生徒総数は1,580人で、1年生は15クラス、他の学年は12クラスあります。授業は月曜~金曜日で、1年生と4年生は午前の部、2年生と3年生は午後の部に分かれています。日本のようにクラス分けされ、生徒たちはほとんど同じ授業を受けます。科目数は14科目で、中でも数学と物理学の教育については、他の高校より優れているそうです。

夏休みは6月15日~9月15日まで3ヵ月間あり、生徒たちは海や山に行って過ごします。また週末は郊外に出かけ、バーベキューなどをして自然に親しみます。
校則は、高校の名に恥じない行動をとることといった程度のもので、特に厳しい規律はありません。制服もなく、生徒たちはほぼ学校生活に満足しているそうです。生徒の悩みも進学問題や恋愛問題など、日本と同じようなものです。ただ、大学進学を希望する生徒は、高校卒業の際にバカロレア試験(大学入学資格試験)に合格した上で、さらに希望する大学の入試があります。

生徒の間で一番人気があるスポーツはサッカー。また、日本のテレビでも放映されている「ビバリーヒルズ高校生白書」など、米国製のテレビ番組や映画をよく見ています。ビリヤード、ディスコ、クロスワードパズルなども流行っています。
同校は合唱団が特に有名で、国内のコンクールはもちろん、フランス、オーストリア、スペインなどの国際コンクールにも何回も参加しており、アテネ音楽堂でもコンサートを行ったことがあります。
日本については、経済大国、自然が美しい、伝統的文化があるなどの印象をもち、一度は訪れてみたい国と思っているそうです。また、日本人は勤勉で誇り高く、感受性が強いというイメージをもっています。
財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き1996年9月号」より