世界の学校を見てみよう!

パラオ共和国
Republic of Palau

パラオの学校では今
Republic of Palau

公立高校は国内で1校のみ

(写真)日本語の授業風景

日本語の授業風景

 パラオでは、小学校(6歳〜14歳)の8年間が義務教育です。小学校は、各州に公立20校と、私立2校の合わせて22校あります。小学校を終えると、約半数の生徒が高校(15歳〜18歳)に進学します。高校は4年制で、公立1校と、私立5校の計6校あります。

 唯一の公立高校であるパラオ高校は、首都コロールにあり、711人の生徒が通う共学校です。

 授業は月曜日から金曜日の、朝8時〜午後2時55分。必修科目と選択科目があり、校庭にある畑での農業実習や、工作、ビジネスなど、バラエティーに富んだ内容となっています。授業料は無料です。

(写真)高校の正門で

高校の正門で

 男女ともに制服があり、原則的に自宅通学となっています。長期休暇は、6月初めから7月末までの2ヶ月間の夏休みのほか、クリスマス休暇があります。

 米国の援助下にあるパラオでは、若い人たちは食べ物から生活習慣までアメリカナイズされています。そのためか、学校では今、カントリー、ロック、ポップ、ラップなどの音楽やダンスがはやっています。休日は、ダンスや音楽の練習をしたり、家族で教会に行ったりして過ごしています。

日本への高い関心

 高校卒業後の教育機関としては、コロールにパラオ短期大学があります。主に職業訓練を目的としたビジネス科と技術科のほか、人文科学科のコースが開設されています。外国語として日本語会話のクラスも設けられています。1996年の各学期の延べ学生数は750人。ミクロネシア連邦やマーシャル諸島からの学生も在籍しています。この短大の卒業生のうち、約10%がグアムやハワイ、米国本土などの4年制大学に進学します。

 高校卒業後に海外の大学に進学する人も多く、現在その数は1,000人にものぼっています。また、米国の各大学による教員養成のための集中講義が、パラオで開かれています。日本政府からの奨学金によって、毎年数人の学制が日本の専修学校で学んでいます。

(写真)日本語の先生と生徒たち

日本語の先生と生徒たち

 日本と深い関わりのある国のため、日本への関心も高いようです。パラオ高校生の生徒に聞いてみると、日本の踊りや三味線の演奏、サムライ、着物、言葉に興味を持っているという答えが返ってきました。中には、日本の田舎に行って老人と会い、日本の昔ながらの生活について聞いてみたい、というおもしろい意見を持った生徒もいました。

財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き1999年12月号」より

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