世界の学校を見てみよう!

パキスタン・イスラム共和国
Islamic Republic of Pakistan

パキスタンの学校では今
Islamic Republic of Pakistan

イスラム教国では珍しい共学校

(写真)休憩時間にくつろぐ生徒たち

 パキスタンの教育制度は、5~9歳が小学校、10~12歳が中学校、13~14歳が高校となっています。高校卒業後、試験に合格すれば、カレッジ、さらに大学へと進みます。イスラム教国として、公立の中学校以上はすべて男女が別 。教師も原則として男子生徒には男性、女子生徒には女性が教壇に立ちます。しかし、都市部の私立校では、男女共学が一般的で、かなり開放的です。

 小学校から高校までの一貫教育校であるラワルピンディ・グラマースクールもそんな私立校の1つ。同校には、ラワルピンディ市に隣接する首都イスラマバードの政府機関などで働く親をもつ、比較的裕福な家庭の子供が多く通っています。

 生徒総数は800名。生徒は5歳で入学し、10学年まであります。教育科目は学年ごとに決まっており、10学年の生徒は、英語、ウルドゥー語(国語)、数学、イスラム学、社会、物理、科学、生物の8科目を学んでいます。

海外の衛星放送番組が人気

(写真)学校の正面

 都市部では、中流階級以上を中心に衛星放送の受信が普及しています。生徒たちの間で一番の人気は、海外からの衛星放送を通じて米国のテレビドラマや映画番組をみることです。また、日本のテレビゲームも人気を集めています。そのほかではクリケットの人気が高く、花形選手は生徒の憧れの的。クリケットの試合が始まると、家族そろってテレビの前にクギづけになります。

 学校では制服の生徒たちも、ラワルピンディ・グラマースクールのような都会にある学校では、普段はシャツとジーンズの組み合わせといった、欧米と同じファッションを楽しんでいます。学校生活には大体満足しているようで、勉強以外では男子は体育、女子はエアロビクスの時間を楽しみにしています。

(写真)イスラム学の授業風景

 一方、悩みといえば、やはり将来に関することが多く、例えば医師になることを希望している生徒は、医科大学に入学するために十分な成績を残せるか心配したりします。休日の過ごし方は万国共通のようで、朝はゆっくりと起き、家の手伝いをしたり、親戚の家に遊びに行ったりします。

 日本については、パキスタンと友好関係にある先進工業国との知識や、国民が勤勉で礼儀正しいといった印象をもっています。また、美しい国、活気のある国として、いつかは行ってみたいという憧れを抱いています。

財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き1998年3月号」より

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