世界の学校を見てみよう!

ミャンマー連邦
Union of Myanmar

ミャンマー連邦
Union of Myanmar

小学校から高校までの一貫教育

(写真)高学年の授業風景

高学年の授業風景

 ミャンマーでは伝統的に僧院での寺子屋式教育が普及し、また歴代政府がミャンマー語の普及に務めてきたため、識学率は約80%と開発途上国の中では高い水準です。

 ミャンマーの学校はすべてが公立校で、1年間の幼稚園課程を含む小学校が5年間、中学校が4年間、高校が2年間、大学が4年から8年間となっており、義務教育制度はありません。小学校から毎年進級試験が行われるため、かなりの生徒が留年したり、退学することになります。

 ヤンゴン市内のNo.6 Basic Education High Schoolは、小学校から高校までの一貫教育を行う規模の大きな男子校で、5~15歳の生徒2,929人が学んでいます。各学年は4~7クラスあり、1クラスの生徒数は40~50人です。

(写真)学校の校舎

学校の校舎

 授業は月曜~金曜日の午前8時40分から午後3時20分までで、1日に8つの授業があります。学年によって3~6教科を履修しますが、すべて必修で選択科目はなく、また、体育、音楽、家庭科、技術は履修科目に含まれていません。

 校則により、制服は上が白のシャツで下が緑のロンジー(ミャンマー特有の腰巻きスカート)。髪形は短髪のみで、アクセサリーを身につけることは認められていません。なお、4月~5月の2カ月間が長期休暇で、10月と12月に10日ずつの休みがあります。

パゴダも人気のデートスポット

 生徒は悩みがあると、親しい友人や母親に相談しています。学業や異性についての悩みが多く、真剣に大学進学を考えている生徒は、毎日、放課後に塾へ通うのが一般的です。一方、進学しない生徒はアルバイトに精を出したり、彼女とのデートを楽しんでいます。ちなみにデート場所は、パゴダ、公園、映画館が3大人気スポットです。

(写真)取材陣を歓迎し、日本の歌を歌ってくれた生徒たち

取材陣を歓迎し、日本の歌を歌ってくれた生徒たち

 生徒の間で人気があるのは、音楽では米国のロックやポップミュージックで、映画ではミャンマーの恋愛映画や米国のアクション物が好まれています。スポーツはサッカーが一番人気で、バレーボールやバスケットボールのほか、空手や柔道、ミャンマー式キックボクシングなどの格闘技も関心を集めています。

 日本については、時間に正確で何事も体系立てて考える日本人といった印象をもつ生徒や、日本製品の性能のよさに好意的な生徒が多く見られます。なお、生徒は米国、英国と並び、日本にも大変興味をもっています。

財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き1998年9月号」より

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