世界の学校を見てみよう!

マラウイ共和国
Republic of Malawi

マラウイの学校では今
Republic of Malawi

国語以外はすべて英語で行われる授業

(写真)問題を解かせて答えをチェック

問題を解かせて答えをチェック

 マラウイの教育制度は、初等教育のプライマリー・スクールが8年間、中等教育のセカンダリー・スクールが4年間、大学が3~6年間となっています。初等教育の修了時と中等教育の2学年、4学年の修了時に全国共通の国家試験があり、これに合格しないと上位学校・学級へ進むことができません。

 首都リロングウェから西へ80キロメートル、ムチンジ県カムエンド町にあるマガワ・セカンダリー・スクールは、ごく平均的な公立学校。生徒数は約480人。各学年は2クラスで、1クラスは約60人です。以前は全寮制の男子校でしたが、今年から通学で女子生徒が入学し、共学へ移行中です。現在はまだ、生徒の大部分が寮生活の男子生徒です。

 授業は月曜~金曜日の午前7時30分から午後3時30分まで。40分授業で、生徒は午前中に6科目、午後に3科目を学びます。1、2年生は必修科目だけで、国語のチェワ語、数学、歴史、物理、農業、聖書など9科目を履修し、3年生からは選択科目が加わります。マラウイでは初等教育から英語を習うため、国語以外の授業はすべて英語で行われます。なお、この学校では、青木勝人青年海外協力隊員が理数科教師として活躍しています。

(写真)バレーボールを楽しむ生徒たち

バレーボールを楽しむ生徒たち

 日本の中学・高校のように細かな校則はなく、教師が生活指導をすることはあまりありません。ただ、女子生徒が髪にストレートパーマをかけて、教師にしかられる姿が時々みられます。なお、新学期は1月からで、長期休暇は4月11日~4月26日、7月25日~8月16日、11月7日~1月18日です。

人気は学校対抗のクイズ番組

 生徒は放課後になると、サッカーやバレーボール、卓球などのスポーツ、合唱や演劇の練習で過ごします。また、寮生活の男子生徒が洗濯をしたり、国家試験の受験を控えた4年生が自習をする姿もみられます。長期休暇には、多くの生徒が親元に帰り、農業などの家の仕事を手伝っているようです。

(写真)クイズ番組に集まった生徒や近所の人たち

クイズ番組に集まった生徒や近所の人たち

 生徒に人気があるのは、「Top of the Class」というラジオのクイズ番組。毎回、2校のセカンダリー・スクールから代表が4人ずつ登場し、勝ち抜きトーナメント形式で全国優勝校を決めるといった内容で、正解した時の司会者の決まり文句が、校内でちょっとした流行語になっています。最近、この番組の収録がマガワ・セカンダリー・スクールで行われましたが、残念ながら結果は48対17で同校の完敗でした。

 日本については、広島・長崎の地名がよく知られており、多くの生徒が自動車を連想したり、高層ビルが林立する裕福な国だと考えています。また、日本人と文通したがっている生徒や、日本への旅行に憧れる生徒がかなりいます。

財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き1998年8月号」より

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