世界の学校を見てみよう!

ギリシャ共和国
Hellenic Republic

ギリシャの学校では今
Hellenic Republic

宗教、現代・古典ギリシャ語などが必須

(写真)日本・ギリシャ修好100周年についての講演会で

日本・ギリシャ修好100周年についての講演会で

 ギリシャの教育制度は小学校6年間、中学校3年間、高校が3年間で、小学校から中学校までの9年間が義務教育なのは日本と同じです。小学校から大学まで公立学校の授業料は無料なので、家庭の経済状況により進学できないということはありません。

 高校を卒業すると、アテネやテッサロニキなどにある7つの大学に進学することができます。大学はすべて国立です。

 アテネ市郊外にあるレオンディ高校は、一般市民の通う平均的な私立高校です。男女共学で、小学校から高校までの一貫教育を行っています。412人の生徒が学んでおり、教師は36人、1クラスの生徒数は25~30人です。

(写真)講演会場で先生方と

講演会場で先生方と

 授業は月曜から金曜日までで、午前8時から午後2時30分までが授業時間。1週間の授業時間は約35時間です。

 カリキュラムには一般必須科目と選択科目があります。必須科目は宗教、現代および古典ギリシャ語、歴史、数学、物理・科学、経済原論など。外国語はフランス語の習得が必須です。

 選択科目では英語、西欧文化史、美学(演劇・音楽・芸術)などに学びます。この学校の特徴は宗教・全人教育に力を入れていることです。

東京、神戸、熊本に姉妹校

 学校の授業はかなり厳しい上、生徒たちは放課後も塾や語学、ピアノ、スポーツなどの習い事に忙しく、息抜きする余裕があまりないのは、日本と同様。

 また、大学入試制度の変更を含む教育改革が大きな社会問題となっており、生徒たちも不安を抱きながら受験勉強や予備校通いなどに追われる毎日を過ごしています。

 その反動かテレビやゲームに熱中する生徒も増えてきているようです。

 こうした中で、生徒にとってなによりの楽しみは、6月半ばから9月初旬までの夏休みと、はるの2週間のイースター休暇です。

(写真)アテネ郊外にある学校の全景

アテネ郊外にある学校の全景

 生徒たちの日本に対する関心は、やはり自動車、ハイテク産業など経済大国としてのイメージ。そして広島、長崎の原爆についての印象が強いようです。

 レオンディ高校は東京、神戸、熊本に姉妹校があります。そうした関係からか、昨年12月、同校から要望があり、在ギリシャ日本国大使館が、日本・ギリシャ修好100周年についての講演とラフカディオ・ハーン(小泉八雲)のフィルム上映会を行い、好評を博しました。

財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き1999年6月号」より

このページのトップへ戻る
目次へ戻る