世界の学校を見てみよう!

クロアチア共和国
Republic of Croatia

クロアチアの学校では今
Republic of Croatia

日本語が学べる唯一の学校

(写真)2年生の授業風景

2年生の授業風景

 クロアチアの義務教育は8年間で、小学校と中学校の一貫教育が行われています。その後は4年間の普通高校、または3年間の職業高校へと進学しますが、高校までは授業料が無料のため、進学率は9割と非常に高くなっています。なお、クロアチアの学校は修道女と看護婦の養成学校を除いてすべて共学で、私立校以外はすべてが国立です。

 ザグレブ市内にあるザグレブ第7高等学校は生徒総数900人。その9割が自宅通学で、ボスニア・ヘルツェゴビナなどの出身者は寮生活を送っています。

(写真)学校の正門

学校の正門

 授業は月曜~金曜日で、生徒は1日5~7科目を学びます。14科目が必須で、そのほか宗教学、国際学、ハンガリー語、日本語の中から2科目を選択します。日本語が選択科目なのは、クロアチア国内の高校では同校だけです。なお、クロアチアでは学校の数が不足しており、同校の校舎はザグレブ第2高等学校も利用しています。そのため、授業は午前(8時~13時)と午後(14時~19時)の2部制で、1週間ごとに両校の生徒が午前と午後で入れ替わります。

服装や髪形、化粧など自由な校則

(写真)1年生男子のサッカーの授業

1年生男子のサッカーの授業

 長期休暇は夏休みが6月20日~9月7日、冬休みが12月22日~1月11日、夏休みが4月中旬の約10日間となっています。校則は服装や髪形、化粧など生徒の自由が認められています。喫煙については学校の敷地内は禁煙ですが、国が定める年齢制限がないため、休み時間に正門付近でタバコを吸う生徒が多くみられます。

 放課後や休日は、男子はサッカーとバスケットボール、女子はエアロビクスなどのスポーツをして過ごすのが一般的で、塾に通ったりアルバイトをする生徒はいません。長期休暇では、多くの生徒が家族や友人とアドリア海沿岸の保養地に出かけたり、市内の語学センターで英語の講座を受講します。また、中にはドイツ語圏まで行って、ドイツ語の研修に参加する生徒もいます。

 生徒の関心が高いのは、ハードロックやハウス系のダンス・ミュージックで、映画やテレビ、読書などにはあまり興味がないようです。ファッションでは、ナイキやアディダスなどのブランド品に人気が集まっています。

 日本については、自動車に象徴される経済先進国との知識や、国民が勤勉であるといった印象をもっています。また、日本の伝統文化や武道に関心を寄せる生徒や、地理の授業で習った北海道・本州・四国・九州の地名を覚えている生徒、日本語を勉強していて、将来は日本の企業で働きたいと考えている生徒もいました。

財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き1998年6月号」より

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