
コロンビアの教育制度は初等教育5年、中等教育6年、大学教育5~6年で、義務教育は9年間です。1993年の国勢調査によると、識字率は91.3%となっています。
サンタフェデボゴタにあるニコラス・エスゲーラ国立学院は、10~18歳ぐらいの生徒が通う中等教育の国立の男子校。生徒総数1,300人、各学年4~5クラスあり、1クラスの生徒数は40~50人、教師は35人です。
授業は月曜~金曜日。コロンビアでは多くの学校が午前、午後、夜間の部に分かれて授業が行われ、先生も入れ替わります。同校でも午前の部は6時45分に始まり、午後12時30分に終了します。2学期制で2月に新学期が始まり、7月中旬から夏休みが約1ヵ月間、後期の授業は9月からです。冬休みは12月1日~1月20日頃までで、3月に聖週間の休みが1週間あります。

カリキュラムは1994年に決まった国の教育法に基づいて、科目が決まっています。
教育方針は「規則正しく」がモットーで、教室の掃除やグラウンドのゴミ拾いをするなど、他校に比べて道徳面を重視しているのが特徴。制服は緑色の上着が義務付けられ、休憩時間にも校外に外出することは禁じられています。
規律が厳しい学校ですが、大学に進学する生徒の割合が全国レベルに比べると高く、生徒も学校生活に満足しているということです。

生徒が熱中しているスポーツは、サッカーとバスケットボール。音楽では最新のポップスをよく聞き、特に今人気があるのは、コロンビア人歌手シャキラだそうです。
放課後には宿題をしたり、家族とともにテレビを見て過ごすことが多く、両親と離れて暮らしている生徒は休日に田舎に帰省し、のんびり過ごしています。悩みは友人に相談していますが、勉強の悩みは先生にもよく相談しています。
日本については、地球の裏側にある技術の発達した国という印象をもち、日本文化、特に音楽や文学に対する関心が高くなっています。
財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き1996年7月号」より