授業風景
パナマ共和国では、幼稚園2年、初等教育6年、前期中等教育3年、計11年間の義務教育があります。そのほか、日本では高校にあたる後期中等教育の3年間は義務教育ではありませんが、大学までの教育はすべて無料で、教育方針は国の教育省が定めています。
都市部では教育制度も広く普及しており、一般的に中学・高校に行く子供は多いのですが、先住民族の自治区や農村部などでは、都市部に比べて就学率が下がります。
パナマシティにある共学の公立高校、リチャード・ニューマン学校は生徒数2,253人。35人のクラスが1学年に10~12クラスある、なかなか大きな学校です。生徒は1年に9科目学ぶよう決められています。この学校が特に力を入れているのは商業科目。簿記や銀行業務に関する科目を選ぶこともでき、コンピュータの授業もあります。
校舎全景
1学年は3月中旬から12月の中旬まで。授業があるのは月~金曜の週5日間です。1日の授業は午前の部(7時00分~12時17分)と午後の部(12時45分~18時00分)に分かれていて、学年始めに、くじ引きでどちらかに振り分けられます。
今、生徒たちが熱中しているのが野球やサッカーなどのスポーツ。また、パナマでは、行事やパーティの席で、必ずと言っていいほどダンスが踊られます。そのためダンスは一般的で、サルサやメレンゲなどの踊りが大好きという生徒も多いようです。
休みの日や放課後は友達と遊んだり、家の手伝い、宿題などをして過ごします。また、キリスト教徒が多いので、日曜には家族と教会へ行く生徒も。年度末の長い休暇のほかにも、復活祭や謝肉祭といった連休があるためか、日本の生徒と比べて、家族といっしょに過ごす時間が長いようです。
財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き2005年7月号」より