校舎の正門
ドイツには、日本の高等学校に該当するものとして、キムナジウム(大学進学を目指す学校)、実科学校、職業学校、特殊教育学校などがあり、これらを合わせた学校としてゲザムト・シューレとよばれる総合制学校があります。
首都ベルリン市内にあるゾフィー・ショル・オーバーシューレは、公立の総合制学校です。日本の中学2年生から高等学校4年生にあたる7学年制です。4学年終了時に、就職する生徒と学校を続ける生徒に分れます。
全校生徒は1,500人で、1学年に8クラスあり、知的障害をもつ生徒も一緒に学んでいます。1クラスの生徒数は、知的障害者がいるクラスは23人、いないクラスは30人です。
授業は月曜日から金曜日までで、始業は午前8時から、45分の授業が1日平均7時限行われます。ドイツでは授業が午前中で終了する学校が多いのですが、最近は午後まで行う学校も増えてきています。
授業風景
授業は必修科目のほか、演劇、フランス語やロシア語、ラテン語などの外国語、コンピュータといった選択科目もあります。選択の図工の授業では職業訓練を受けることもできます。
放課後のクラブ活動
クラブ活動には、バレーボール部、バスケットボール部、ダイビング部や日本語勉強会、料理教室もあります。宿題を学校ですませる生徒が多く、放課後はクラブ活動をしたり友だちと遊んだりするほか、部活動とは別に、サッカーやホッケーなどのスポーツクラブに所属している生徒もいます。
生徒の間では進路についての話題がのぼることが多く、将来の職業選択について悩んだり、不安に思っている生徒が多いといいます。
財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き2004年8月号」より