
現在のラオス教育制度は、初等教育(義務教育)5年、中等教育3年、高等教育3年の5・3・3制です。中学校は県単位、高等学校は全国単位でそれぞれ卒業認定試験があります。大学への進学率は全国平均で2%ほどで、ラオス国立唯一の大学です。全国的に、初等教育から大学まですべて制服を着用しています。
ビエンチャン特別市内にあるビエンチャン中等学校は、ラオスの公立校で、特に理数系科目の教育に力を入れています。
経済的に恵まれた生徒が多く通う同校は、六年制の中高一貫校で、全校生徒4,353人が学んでいます。ほとんどの生徒が自宅通学ですが、地方都市からの進学者は寮生活を送っています。
学校は月曜から金曜までの5日間、授業は午前8時から午後4時半までで、昼休みは1時間半あります。昼食は家に帰ってとる生徒が多いそうです。クラスは1年生から英語コースとフランス語コースに分かれており、選択が可能です。授業は7時間目まであり、そのうち6時間が授業、1時間が部活動などにあてられています。
サッカーが盛んで、男子生徒の間ではサッカーが、女子生徒の間ではラオスポップスが、いつも話題の中心になっています。日本のテレビドラマやアニメ、音楽についての関心も高く、また、「日本の技術力はすごい」と思っている生徒が多いといいます。帰宅後に学習塾に通う生徒は全体の8割にも上り、また、家事手伝いは日常的に行っています。
財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き2004年7月号」より