
ヨルダンでは、1年生から9年生までの9年間は日本の小・中学校に当たるプライマリースクールに通い、10年生から12年生までの3年間は高等学校に相当するセカンダリースクールに通います。セカンダリースクールまでが義務教育です。
公立の学校では、1年生から4年生まで共学。イスラム教や社会慣習にならって、5年生からは男女別々に学びます。
首都アンマンにある、ザ・アップリード男子校とペトラ女子校は、中級所得者層居住区から生徒が通う、一般的な公立高校です。
両校とも授業は、日曜日から木曜日の午前7時から午後2時まで行われます。昼食の時間はありませんが、11時からの休憩時間に軽食をとること認められています。授業には、イスラム教について学ぶ時間も設けられています。
学校については、学生のほとんどが、友だちに会えて通うのが楽しいと思っているため、3カ月にも及び長い夏休みは寂しいといいます。
男女問わず、家では毎日3時間以上勉強し、試験の直前ともなると6時間机に向かうのは当たり前。大学への進学は、高校卒業時の全国統一試験の成績によって決まるため、みんな必死で勉強しています。
勉強以外に生徒たちが興味をもっていることの1つが、音楽。特に現代アラブ音楽が好まれ、エジプトやレバノンのポップ歌手が人気を集めています。
また、男子生徒がほとんど本をよまないことに比べ、女子生徒の中にはアラブ地域らしく、詩を読むことが好きな生徒が多いといいます。
日本については、授業で学んだわずかな知識しか持っていませんが、優秀な工業製品、勤勉な国民などといったよい印象を抱いています。
財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き2004年2月号」より