世界の学校を見てみよう!

イラク共和国
Republic of Iraq

イラクの学校では今
Republic of Iraq

破壊された教育施設

(写真)学校を訪問する茂木外務副大臣(当時)

 現在イラクでは、治安の回復にいまだ不安を抱いていたり、生活のために働かざるを得ず、小学校に通うことができないたくさんの子どもたちがいます。

 また、学校に通うことになっても、教育施設は、略奪により施設が破壊され、黒板などの学習機材もなくなっており、イラク国内にある小学校8,500校のほとんどが修繕を必要としています。加えて、訓練を受けた教師も不足していて、子どもたちが勉強する体制は整っていません。そのため、多くの小学校では交代制で授業を行っています。

 また、水道施設も破壊され飲み水を確保できない学校が半数以上あり、衛生環境の悪化も大きな問題となっています。

子どもたちを学校に

 日本は、子どもたちに対する教育の継続は、子どもの健やかな成長と精神の安定を図るために不可欠だと考え、米英などによる軍事行動前からイラクの子どもたちに対して、国連児童基金(ユニセフ)を通じて教育を継続するために必要な機材を援助し続けていました。

 軍事行動終結後には、校舎の修復、学習機材や学習用品の援助、教員の訓練を目的に、ユニセフが実施している「イラク初等教育再生計画」に総額1,028万ドルを拠出。バグダッド、モースル、ナジャフとその周辺地域で、約100万人の子どもたちのために使われています。

 5月には茂木外務副大臣(当時)が、バグダッド北東部のサウラ地区にある2つの学校を訪問。日本の拠出金によりユニセフが作成・配布している「スクールキット」を贈りました。ノート、鉛筆、クレヨン、三角定規などの学用品が入ったアルミ製の箱を開けて、その1つひとつを手渡すと、子どもたちはとても喜んでくれました。

財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き2003年12月号」より

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