
フィリピンの教育制度は、初等教育6年、中等教育(日本の中学校、高校に相当)4年、高等教育(大学)4年の6・4・4制です。義務教育は初等教育の6年間ですが、中等教育の公立校は無料で授業が受けられます。
マニラ首都圏のパサイ市にあるパラニャケ・ナショナル・ハイスクールは、全校生徒1万3,123人が通う共学・公立の平均的な中等教育機関です。
同校では、1クラス平均72人で、学年ごとに38~50クラスもあるため、教室や施設が不足しています。そのため、授業は午前の部(午前6時10分~12時20分)と、午後の部(午後12時40分~午後6時50分)の2部に生徒を分けて行っています。
授業は月~金曜日まで。科目は8科目で、コンピュータの授業もあります。
多くの生徒たちは、新しい知識が得られる授業や、友だちと一緒に過ごせる学校生活を楽しんでいます。
放課後は、まっすぐ家に帰り、すぐに宿題や授業の復習をします。家庭教師に習ったり、塾へ通っている生徒はほとんどおらず、勉強でわからない点があると、友だちや教師に相談しています。
休日は、家の手伝いをしたり、テレビを見たりして過ごすのが一般的。現在、生徒たちの間では、台湾のテレビ番組・恋愛ドラマが人気です。
また、フィリピン人の間では、日本と同じように携帯電話が普及していて、生徒たちも約80%が所有しています。学校でも、使用が認められている休憩時間や放課後には、携帯電話を使って、頻繁に友人や両親とメール交換をするそうです。
財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き2003年10月号」より