
教育制度は、6・3・3制で、小学校の6年間が義務教育です。しかし、完全実施には至っておらず、非識字率は33%となっています。特に、先住民の子どもへのスペイン語教育の普及、地方農村での教育施設の整備と教員不足解消は、大きな課題です。
首都グアテマラシティにあるアメリカ・ラティーナ・クリスチャーナ・エバンヘリカ学校は、幼稚園から高等学校まで併せ持つ、男女共学の私立校です。
同校は、生徒に学校を自分の家のように思ってほしいと願い、「ここで生まれて、ここで育つ」という標語を掲げています。教師と生徒は親しく、気軽に話せる環境が整っており、学校生活に満足している生徒がほとんど。紙に書かれた校則はなく、ルール違反があれば、その都度、教師が生徒に説明し納得させる指導をしています。
こうした校風が地域にも受け入れられているようで、祖父母の代から通っている生徒も大勢います。
全校生徒は、およそ3,000人で、そのうち中学・高校生は約1,000人。1クラスに約30人が学んでいます。大学への進学率は市内の公立校より高く、約80%です。
1日の授業は、午前7時から午後1時30分まで行われます。1コマの授業時間は1時間ですが、30分で区切られることもあります。科目は、数学、自然科学、社会、国語、英語、美術、体育、コンピューターなど。また、書籍を読んで考える力を養う、読解分析など、日本では珍しい授業もあります。
高等学校では、文系か理系かを選択しますが、生徒より保護者の意思が大きく反映されるようです。
放課後、生徒たちは、友人とサッカーなどのスポーツをしたり、家の手伝いをしたりして過ごします。日曜日には、教会に行くことが習慣になっています。
財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き2003年7月号」より