
アフガニスタンでは、長年に及んだ内戦によって、学校施設ばかりでなく、教育施設そのものが破壊されてしまいました。そのため、屋根がない教室で、強い日差しに照り付けられながら、地べたに座って授業を受ける子どもたちが多いのです。また、1日3~4交代制で、授業を行っている学校がたくさんあります。
日本政府は、アフガニスタン復興支援として、280校以上の学校施設の改修(一部は新設)を実施しています。
改修が行われていたアフシャル女子小・中・高校では、いち早く工事が終了して、昨年10月30日に開校式が開催されました。
同校の生徒は、男子340人、女子832人の計1,172人、教師は41人です。1~6年までは共学ですが、7~12年まで女性とのみが学びます。
改修された3階建ての校舎には、新しい窓ガラスが敷設され、各教室には、トルコから取り寄せた2人掛けの机といすが、生徒の人数分設置されました。
式典には、アフガニスタン側から、教育省副大臣、計画省副大臣など、日本側からは、宮原在アフガニスタン公使、望月国際協力事業団(JICA)理事などが出席。宮原公使が、「半年前の施設で、「冬が来たら、いったいどのように授業を受けるのか」と心配していた川口外務大臣も、開校式が挙行されたことを、大変喜ばれるであろう」と挨拶すると、場内から拍手が起こりました。
昨年7月に着工した新設の5校も、今年の夏には完成する予定です。
財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き2003年5月号」より