高校2年の数学の授業
モロッコの教育制度は小学校6年、中学校3年、高等学校3年で、小学校が義務教育です。大学へ進学する生徒は、高校3年生で大学入学資格試験(バカロレア)を受験します。
ラバト市内にあるイブン・シナ校は中高一貫教育の公立学校。バカロレアの合格率は全国3位で、高い学力を誇っています。生徒数は中学校460人、高校553人。1クラスは、中学校が約24名、高校約37名となっています。
高校に入る前に文系、理系の選択をしますが、理系に進む生徒が大多数です。これは、モロッコでは一般的に理系に進んだ方が、将来仕事を得やすいと考えられているためです。そのため、高校は1クラスが文系で4~5クラスが理系となっています。また全学年の生徒にコンピュータの授業があります。
授業は月曜から土曜日の午前中まで。約2カ月半の夏休みと、春と冬にそれぞれ10日程度の休みがあります。
最近、生徒たちは携帯電話でのメール交換や、新しい機種に夢中です。家にパソコンをもつ生徒は少なく、多くの生徒が無料メールアドレスをもち、インターネット・カフェを利用しています。
放課後はスポーツをしたり英語学校などに通うほか、男女問わず、友達とファーストフードやカフェでおしゃべりをして過ごします。週末はカサブランカまでショッピングに出かける生徒もいます。また、ラバトは海沿いなので、夏には近くの海でサーフィンを楽しむ生徒も多いようです。
財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き2002年2月号」より