教室での授業の様子
セネガルの教育制度は、小学校6年、中学校4年、高等学校3年で、この13年間は授業料は無料ですが、義務教育ではありません。現在は19世紀に取り入れたフランス教育制度が中心で、中学校以上の学校に進学するには進級試験に合格しなくてはなりません。その他「ダーラ」と呼ばれる、日本の寺子屋のようなアラビア語による初等教育の学校もあります。
ダカールにあるリセ・エル・ハッジ・サイド・ノロー・タル・ド・ダカールは、中高一貫教育の公立学校。優秀な生徒が集まることで知られています。生徒総数は中学校200人、高校100人の計300人で、一クラスの人数は40名ほどです。
中学1、2年生はフランス語、数学、英語またはアラビア語、歴史、地理、自然科学、スポーツ、デッサン、音楽などを学びます。3、4年生からは、テクノロジーのほか、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ドイツ語などの外国語の選択科目があります。
生徒たちは、放課後や休日には家ではテレビをみたり、テレビゲームを楽しんでいますが、弟や妹たちの面倒をみる生徒も多いそうです。また、地方に住む生徒たちは両親とともに畑仕事をしたり、女子生徒は母親の手伝いをするなど、忙しい毎日を送っています。
また最近は、サッカーに人気が集まっています。セネガルはワールドカップのアフリカ代表として出場が決まり、代表選手たちは、生徒たちのヒーローです。将来サッカー選手になりたいと目を輝かせる生徒たちも多いそうです。
財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き2001年12月号」より