図書室の様子
パプアニューギニアの教育制度は6・4・2・4年制から、基礎学校3年、初等学校6年、中等学校4年、大学4年の新教育制度へと移行中です。
ポートモレスビー市内にあるキラキラハイスクールは、共学の公立学校。生徒総数は850人で、4学年(グレード9~12)あり、1クラスは約35人です。
パプアニューギニアの平均的な家庭の子供が8割を占めており、自宅から徒歩やバス、自家用車で通学しています。新教育制度への移行は同校も例外ではなく、今年、新学制による最初の卒業生を送り出しました。
教育方針は、学校で習得した技能・知識を生活の場で活用すること、生徒の精神的向上を促すこと。また、生徒がそれぞれのコミュニティ文化を理解することを重んじ、男女平等に機会を与えています。
授業は月曜日から金曜日、午前8時~午後3時30分まで。グレード9・10は必修科目のみで、11・12は物理・科学・生物から2科目、世界史とパプア史を含むを歴史・地理・経済から2科目、技術・美術・ビジネスから1科目を選択します。
制服は学年ごとに違い、教師は制服で何年生か見分けます。
年間の休みは、4月中旬に1週間、7月初旬に2週間、9月下旬に5日間、12月7日~翌年1月末までのクリスマス・ニューイヤーの休みがあります。
生徒は放課後や休日にスポーツをしたり、ベビーシッターなど母親の手伝いをして過ごします。携帯電話はもっていませんが、家の電話で友達と長時間おしゃべりをして、家の人に叱られることもあるそうです。
休憩時間にくつろぐ生徒たち
また、長期休暇には両親の故郷で過ごしたり、女生徒の中には、ウェイトレスや店員などのアルバイトをしている人もいます。
最近、生徒の間で流行しているスポーツは、バスケットボール、サッカー、ネットボール(パスのみでボールを自分のゴールへ運ぶバスケットボール)。パプアニューギニアには映画館がないため、ビデオで『マトリックス』『タイタニック』や香港の、アクション映画などを楽しんでいます。また、スリラー小説をよく読むそうです。
悩みを相談する相手は両親、友達、先生で、日本と比べて両親に相談する生徒が多いのが印象的です。
日本については、小さい国なのに産業が発達している、パプアニューギニアに多くの支援をしてくれる、といった印象をもっています。日本人についても「友好的」など、よい印象をもっているようです。
財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き2001年8月号」より