高校の経済学クラスの授業風景
ナイジェリアの教育制度は、6・3・3・4制で、最初の9年間が義務教育です。授業は、初等レベルから基本的に英語で行われています。
識字率の低さに取り組んだナイジェリア政府は、初等教育6年間の学費を無料とすることを基本的な枠組みとするなど、積極的な教育振興に力を注ぎました。
その結果、1965年に全国平均15%であった小学校への就学率は、1993年には女子82%、男子100%にまで達しました。
ラゴス州ヤバ地区にあるクイーンズ・カレッジは、中高一貫教育を行う国立の女子校です。1927年に設立された由緒ある学校で、比較的裕福な家庭の子供たちが通っています。
教育方針としては、幅広く、高いレベルの教育を目指す中で、道徳教育や女性らしさを助長することにも力を注いでいます。また、愛国心とナショナリズムを育み、国家の統一を促す教育が重視されています。
生徒数は中等学校2,300人、高等学校2,000人。1学年は8クラスで、1クラス80~100人となっています。
生徒たちは自宅通学と学校の寮に寄宿している生徒の両方がいます。高等学校の生徒のうち、1,200名が寄宿生活をしています。
授業は月曜日から金曜日、午前8時から午後2時40分まで。高校に進学すると、理科系か文科系のコースを選択することになっています。科目数は30あります。ユニークな教科としては、ナイジェリア3大民族の言語である、ヨルバ語、ハウサ語、イボ語の中から一つを学ぶことが必修とされています。
放課後はハンドボールやバレーボール、卓球などのスポーツをしたり、家や寮で宿題や読書をして過ごします。
ダンスの発表会で
生徒が熱中しているのはダンスで、イボ族、ヨルバ族、ハウサ族など、各民族の伝統舞踊を楽しんでいます。
休日はスポーツや読書をして過ごすほか、寄宿生活をしている生徒は洗濯や掃除に時間を費やします。
生徒たちは、友人たちと会って話をしたり遊んだりできるので、学校生活には満足しています。それぞれが抱える悩みも、家族や友人に相談することが多いようです。
日本については、技術が大変発展している国という印象をもっています。また、日本語や日本の食べ物に対して、とても興味をもっているようです。
財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き2001年5月号」より