世界の学校を見てみよう!

ケニア共和国
Republic of Kenya

ケニアの学校では今
Republic of Kenya

英語とスワヒリ語以外は禁止

(写真)校舎のベランダで

校舎のベランダで

 ケニアの教育制度は、8・4・4制です。小学校8年、日本の中・高校に当たるセカンダリースクールが4年、大学4年となっています。

 ナイロビから北に150キロメートル中央州、ムランガ地区にあるキアングニ女子中学校は、公立のセカンダリースクール。全寮制で、生徒は寮で生活しています。

 生徒数は313人、クラスは8クラスで、1クラスの生徒数は約38人です。

 授業は、月曜日から金曜日までの1日6時間です。12科目のうち最低8科目を履修します。必修科目は数学、スワヒリ語、英語の3科目。選択科目は生物、化学、物理学の中から2科目、歴史、地理、宗教の中から2科目、家庭科、農業、商業の中から1科目を選択します。

 校則では、制服の着用が義務づけられており、平日用と週末用の制服があります。また、校内では英語とスワヒリ語以外の言葉を話すことはできません。

日本への留学に強い関心

(写真)休み時間に校庭で遊ぶ生徒たち

休み時間に校庭で遊ぶ生徒たち

 生徒の間で最も人気のある課外活動は、音楽や演劇です。ケニアでは、毎年、学校対抗の演劇祭と音楽祭が3月と7月に行われ、その模様は新聞などで全国的に報道されます。そのため、入賞することは学校の名誉とされ、練習に励んでいます。

 寮では、勉強のほか、部屋の掃除、洗濯などをして過ごします。金曜日の放課後から日曜日にかけては、学校のホールでテレビやビデオをみることが許可され、米国の連続ホームドラマなどに人気があります。

 長期休暇は、4月に3週間、8月に4週間、11月から12月にかけての7週間。その間、生徒たちは親元に帰りますが、4年生の多くは最終試験の準備のため、学校に残って補修に参加します。

 悩みは、試験の成績のこと。それに加えて、約半数の親が毎回は学費を払えない経済状態にあるため、そうした生徒にとっては、最後まで学校を続けられるかどうかも大きな悩みの種です。

(写真)好評だった講演会と日本映画上映会

好評だった講演会と日本映画上映会

 日本については、日本製の自動車や電気製品をよくみかけることから、とてもテクノロジーの進んだ国だと考えています。また、多くの生徒が、日本への留学や日本訪問を夢見ているそうです。日本の文部省国費留学生制度に高い関心があり、10人程度の枠に約900通もの申込書が届きます。

 このほか、日本大使館が同校の要請で、留学体験者の講演や日本映画の上映会を実施したところ、大変好評で、再度実施してほしいと強く望まれました。

財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き2000年9月号」より

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