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バングラデシュ人民共和国
People's Republic of Bangladesh

バングラデシュの学校では今
People's Republic of Bangladesh

海外留学希望者の多い私立校

(写真)国際母国語記念日を祝う民族舞踊

国際母国語記念日を祝う民族舞踊

 バングラデシュの教育制度は、小学校(1〜5年)、中学校(6〜10年)、高校(11〜12年)で、その後、大学や専科短大に進みます。

 首都ダッカにあるスコラスティカ学園は、幼稚園から高校までの生徒たち、約3,000人が学ぶ私立校。1クラス15人〜35人、1学年は5〜6クラスあり、小中高一環教育が行われています。

 高級住宅街に6つのキャンパスが点在し、生徒の大部分は、高学歴をもつ銀行家や医師、弁護士、官僚の子供たち。多くの生徒が、自家用車で学校まで送り迎えされています。

(写真)校長から表彰される女子生徒

校長から表彰される女子生徒

 公立校ではベンガル語で授業が行われ、海外留学の機会は限られていますが、同学園の授業はすべて英語。これは、英国など海外への留学希望者が多く、国際競争力をつけるため、英語教育に力を入れているからです。

 その他の授業も、海外の大学の入学検定試験を念頭に置いた内容になっています。

民族としてのアイデンティティーも

 その一方で、バングラデシュの伝統や、国民としてのアイデンティティー確立を重視した教育も、行われています。

(写真)スコラスティカ学園の外観

スコラスティカ学園の外観

 2月21日は、独立につながる母国語運動に参加して犠牲となった人を追悼する、国の記念日。国連教育科学文化機関(ユネスコ)が、この日を国際母国語記念日としたことから、同学園でも、24日に記念行事を行いました。生徒たちは、合唱したり、民族舞踊を踊るなど、ベンガル語が民族のアイデンティティーの1つであることを確認しました。

 また、留学生の多くは、卒業後、帰国してバングラデシュの発展に尽くしています。

 生徒は放課後、クラブ活動をしたり、家の手伝いや宿題で忙しく、休日には、民族音楽や民族舞踊、スポーツなどの習い事をしています。夏と冬、それぞれ1ヶ月の長期休暇は、家族や田舎の親戚と一緒に過ごすことが多いようです。

 高等部の生徒の留学先は、英国、次いで米国が多く、日本に対する関心はあまり高くありませんでした。しかし最近は、日本政府の国費留学制度が知られるようになり、日本への関心も徐々に高まっています。

財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き2000年5月号」より

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