制服姿で教室の前に立つ生徒たち
ウガンダの教育制度は、初等教育(7年間)、前期中等教育(4年間)、後期中等教育(2年間)、高等教育という構成になっています。授業は原則として英語で行われ、生徒の英語レベルは高いといえます。
カンパラ市中心部にあるオールド・カンパラ・セカンダリー・スクールは、1,591人(男子1,028人、女子563人)の生徒が学んでいます。公立の中等教育学校の中では上位校に入り、比較的恵まれた家庭環境の生徒が多いようです。
授業は月曜日~金曜日の朝7時35分~午後4時40分。40分授業で、午前6時限、午後4時限のハードなスケジュールです。土曜日も補習授業が行われています。
サッカークラブの練習風景
前期中等教育の必修科目は英語、歴史、地理、数学、物理など8科目あり、選択科目は英文学、キリスト教教育、農業、芸術、経理などから1科目を選択。後期中等教育は、自然科学か社会科学のどちらかのコースを専攻します。
生徒たちは放課後、クラブ活動や両親の手伝い、テストの準備などをして過ごしています。家に帰るのが6時すぎになり、疲れてしまって食事をしたらすぐに寝てしまう時もあるそうです。
男子生徒は、サッカーや卓球などのスポーツを楽しみ、読書ではシェイクスピアなど古典から現代まで幅広いジャンルを読んでいます。女子生徒は、ゴスペル音楽、伝統的なダンスに興味があり、中には毎日の最大の関心事は食べることと答えた生徒もいました。ファッションやヘアースタイルは、米国の歌手やモデルをまねすることが多いようです。
学校生活は友達がいるので楽しいが、授業がハードでつらい、もっと自由な時間がほしい、先生が厳しく授業についていけない、などの声が聞かれます。
期末テスト後で、私服姿の生徒も混じる校内
悩みごととしては、中学を卒業しても仕事がみつかるかどうかわからない、病気にかかったらどうしよう、といった不安があるそうです。食事が毎日マトケ(食用バナナ)や米など、同じものばかりでうんざり、という生徒もいました。
日本については、最も工業化進んでいる国、「ホンシュウやキュウシュウ、ホッカイドウなどの島がある」と答えるなど、知識や情報はあります。けれども、日本人や文化についてはほとんど知らず、中国人や韓国人との見分けがつかないと答えていました。
財団法人世界の動き社発行月刊「世界の動き2000年3月号」より