世界の医療事情

モルドバ

平成28年10月

1 国名・都市名(国際電話番号)

 モルドバ共和国(国際電話番号373)キシノウ市

2 公館の住所・電話番号

在モルドバ日本国大使館 (毎週土日休館)
住所:National Business Center 5F, 73/1, Stefan cel Mare Blvd, Chisinau city
代表番号:+373-22-233-380
FAX:+373-22-23-3390
ホームページ:http://www.ua.emb-japan.go.jp/jpn/moldova_index.html別ウィンドウで開く

(注)土日以外の休館日は暦年ごとにホームページにて案内していますので,ご覧ください。

3 医務官駐在公館ではありません

 在ウクライナ日本国大使館 医務官が担当

4 衛生・医療事情一般

 ソビエト崩壊に伴う経済的な混乱は保健システムにも影響をおよぼし、一時的に人口が減少するなどの結果をもたらしました。現在、西側先進国をモデルとして保健システムの改革を行っていますが、国の経済状態は厳しく順調に進んでいるとはいえません。結核罹患率は人口10万人あたり約180人と高く、日本の約10倍です。また、アルコール、たばこの多量消費も問題となっています。国民健康保険制度があり、同制度により医療費の約60%はカバーされますが、外国人は全医療費を自己負担しなければなりません。救急隊コール番号は「903」、報告によればキシノウ市では10分以内、地方では15分以内に現着するようです。

5 かかり易い病気・怪我

結核

 上述したように蔓延率は日本の約10倍です。長引く咳、微熱などの症状があったら早めに医療機関を受診ください。

ダニ脳炎

 汚染地域です。野外で活動することの多い方は予防接種をお勧めしますが、日本国内では医薬品承認を受けていないため一部のトラベルクリニックでしか受けられません。

HIV/AIDS

 2015年の統計によると登録患者数は18,000人でありモルドバの全人口が350万であることを考慮するとかなり高率であることがご理解いただけると思います(日本は人口1億に対して約2万人)。不特定多数との性交渉はリスクがあります。

A型肝炎

 ドナウ川水系はA型肝炎の汚染地域です。赴任前にA型肝炎のワクチンの接種を受けておいたほうが安心です。

6 健康上心がける事

(1)上水道は煮沸した上で飲用してください。通常の浄水器では細菌を完全に除去することは困難です。

(2)食中毒に対しての一般的な注意

  • よく加熱し暖かいうちに摂取する。
  • 野菜果物は皮をむく。
  • 正式な流通経路に乗っていないキノコ類、ソーセージ類は食べない。(キノコ中毒、ボツリヌス中毒が比較的多い。)

(3)悪性疾患などのスクリーニングはなるべく定期的に本邦にて受ける。
モルドバにおける病理診断は限定的です。

7 予防接種(ワクチン接種機関を含む)

 現地のワクチン接種医療機関等についてはこちら(PDF)別ウィンドウで開く

(1)赴任者に必要な予防接種

 アメリカCDCのサイトによれば、旅行者に対しては基本的な定期予防接種のほかにA型肝炎ワクチン接種を推奨しています。また、不適切な医療処置によるB型肝炎感染を予防するために、B型肝炎ワクチンも接種しておくと安心でしょう。破傷風ワクチンは最後の接種から10年経過しているようであれば接種しておいたほうがいいかもしれません。

モルドバの定期予防接種一覧
予防接種初回2回目3回目4回目5回目6回目7回目
DTP2 ヶ月4 ヶ月6 ヶ月24 ヶ月
BCG生後 2~5 日6 ~7 歳
ポリオ(OPV)2 ヶ月4 ヶ月6 ヶ月24 ヶ月6 歳
B型肝炎24 時間 以内2 ヶ月4 ヶ月6 ヶ月24 ヶ月7歳
風疹12 ヶ月6 歳14 歳
DT6 歳
Td14 歳20 歳30 歳35 歳40 歳50 歳
Hib2 ヶ月4 ヶ月6 ヶ月
肺炎球菌2 ヶ月4 ヶ月6 ヶ月

BCG:結核菌ワクチン、DTP:ジフテリア・破傷風・百日咳混合ワクチン、DT,Td:ジフテリア・破傷風混合ワクチン、Hib:ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型、OPV:ポリオ経口生ワクチン

8 病気になった場合(医療機関等)

 急性心筋梗塞などの場合にはステント留置などのカテーテル治療をモルドバで受けることができます。しかし、やむを得ない場合を除いては帰国することを念頭においてください。

キシノウ

(1)Medpark International Hospital
所在地:Doga Street 24
代表番号:022-40-00-40
概要:市内で最も大きな私立医療機関。救急医療含むほぼ全診療科を網羅する。独自の救急車サービス有する。心筋梗塞など循環器疾患に対してはステント留置などの処置も可能です。MRI、CT完備。
(2)City Emergency Hospital
所在地:Toma Ciorba Street 1
代表番号:022-25-08-17
概要:外傷、整形外科疾患を対象とする公的病院。CT完備。
(3)Republican Clinical Hospital
所在地:Testemiteanu Street 29
代表番号:022-72-91-25
概要:1,230病床を有する総合病院。23診療科を備え277人の医師が勤務している。医師の何人かは西側諸国で研修を受けている。脳神経外科疾患、重症火傷にも対応。
(4)Children's City Emergency Hospital No. 3
所在地:Grenoble Street 149
代表番号:022-72-57-81
概要:小児救急(24時間体制)外傷、小児科疾患一般
(5)Republican Institute of Mother and Child Health Care
所在地:Burebista Street #93 (Botanica district)
代表番号-小児科:022-52-36-21
代表番号-産婦人科:022-52-38-77
概要:産婦人科および新生児医療

注意点:基本的には各医療機関においては英語による意思疎通は困難です。

9 その他の詳細情報入手先

(1)在モルドバ日本国大使館
代表番号:+373-22-233-380
FAX:+373-22-23-3390

(2)米国疾病予防管理センター(CDC)(英語):http://www.cdc.gov別ウィンドウで開く

10 現地語・一口メモ

  • 医師: Doctor (ドクトル)
  • 薬: Medicament (メヂカメント)
  • 注射: Injecţie (インジェクツィエ)
  • 検査: Examinare (エァメナレ)
  • 頭痛: Durere de cap (ヅレレデカプ)
  • 腹痛: Dureri de stomac (ヅレリデストマク)
  • 下痢: Diaree (ヅアレエ)
  • 発熱: Febră (フェブラ)
  • 怪我: Rănire (ラニレ)
  • 私は風邪をひいた。: Am o răceală (アムオラチェラ)
  • 私は頭痛がする。: Mă doare capul. (マドアレカプ)
  • 私は熱がある。: Am febra. (アムフェブラ)
  • 私は鼻水がある。: Am un nas infundat . (アムウヌナスインフンダツ)
  • 私は咳がある。: Tushesc. (ツシェスク)
  • 私はのどが痛い。: Mă doare în gât. (マドアレインギツ)
  • 私は耳が痛い。: Ma doare ureche. (マドアレウレチェ)
  • 私は目が痛い。: Ma dor ochii. (マドルオチイ)
  • 私はアレルギーがある。:Am o reactie alergica.(アムオレアクツィエアェルギカ)

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