世界の医療事情

トーゴ

平成28年10月1日

1 国名・都市名(国際電話番号)

 トーゴ共和国 (ロメ市) (国際電話国番号228)

2 公館の住所・電話番号

在トーゴ日本国大使館 (毎週土日休館)
(注)在コートジボワール日本国大使館が管轄しています。
住所:Ambassade du Japon en Côte d'Ivoire, Immeuble Alpha 2000, Tour A1, 8, 9ème étage, Avenue Chardy Abidjan, Côte d'Ivoire, 01 BP 1329 Abidjan 01
電話:(+225) 20-21-28-63, 20-21-30-43,20-22-17-90, FAX:20-21-30-51
ホームページ:http://www.ci.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html別ウィンドウで開く

(注)土日以外の休館日は暦年ごとにホームページにて案内していますので,ご覧ください。

3 医務官駐在公館ではありません

 在コートジボワール日本国大使館 医務官が担当

4 衛生・医療事情一般

 ギニア湾岸沿いに位置するトーゴは,南北約600キロメートル,東西約100キロメートルという南北に長い形で,ベナン,ブルキナファソ,ガーナと国境を接しています。トーゴの人口は664.8万人(2013年時点)です。首都ロメの人口は約84万人(2010年)です。気候は,南部のギニア湾岸側は熱帯性気候で年間雨量は1,500ミリ以上です。北部はサバンナ気候です。

 西アフリカの他の諸国と同様の衛生環境で,医療事情は概して良くはありません。毎年のように首都ロメではコレラが流行し,熱帯熱マラリアはどこにいても罹りえる病気です。日本のような医療は期待できず,当地で対処できない病気や外傷の場合は,パリ等ヘの緊急移送が必要になることがあります。 それらの費用を考慮すると,海外旅行傷害保険では治療・救援費用は一番高いものに加入しておくことが推奨されます。

5 かかり易い病気・怪我

(1)交通事故

 ロメ市内はバイクタクシーが主流で,一般バイクの数も多く,また道路の舗装もよくないので交通事故に注意する必要があります。

(2)旅行者下痢症

 サルモネラ,大腸菌,コレラ,腸チフス等が主に食べ物を介して感染し下痢,嘔吐,発熱などをひきおこします。十分加熱したもの食べ,生野菜,カットフルーツ,水道水,氷等はなるべく避けてください。また,疲労,いつもと違う食事,慣れない気候なども影響します。

(3)マラリア

 当国で罹るマラリアはほとんどが熱帯熱マラリアです。放置すると死亡することもある恐い病気です。3ヶ月以内の滞在であれば,罹らないように予防薬の服用も考慮してください(この国のマラリアはクロロキンに耐性がある場合があります)。 また,蚊に刺されないように注意してください。 都市部においても感染することがあります。 滞在中はもちろん,先進国に戻っても1ヶ月以内に高熱が出たら,まずマラリアを疑いましょう。 マラリアと診断され治療を受けて,良くなったとしても,1ヶ月以内に熱が出たときはマラリアの再燃ということがあり得ます。

(4)マラリア以外の寄生虫疾患

 地方で生活する場合,アメーバ赤痢,ギニア虫症等にも注意が必要です。経口感染する病気が多いです。生水,生野菜,加熱不十分な肉類等は避けましょう。

(5)結核

 貧困層を中心に結核患者が多数います。不健康と思われる人が多く集まるところでの滞在は避けてください。

6 健康上心がける事

(1)防蚊対策:夕方から夜中にかけ,野外で運動,散歩,食事をする時等は,蚊に刺されないように長ズボン,靴下,長袖シャツを着用し,露出部分には蚊の忌避剤を使用してください。日本で購入可能な忌避剤は,成分DEETが12%未満で,効果は十分ではありませんので注意が必要です。

(2)飲料水は市販のミネラルウォーター又は煮沸消毒した水道水を使用してください。冒険心で路上にて売られているジュース,食物等を購入することは,避けてください。レストランは衛生的な所を選んでください。

(3)日中運動すると大量に発汗します。水分補給はもちろんのこと,塩分補給も心掛けましょう。

(4)エアコンの効いたホテルに滞在する場合,蚊の活動性は低くなりますが,夜間は冷えすぎて体調を崩す原因になります。またエアコンを設置していないホテルは蚊帳がない所や,また蚊帳の中では,夜間暑くて眠れない所もあります。事前に滞在するホテルについて情報を入手して,快適な睡眠を確保してください。

7 予防接種(ワクチン接種機関を含む)

 現地のワクチン接種医療機関等についてはこちら(PDF)別ウィンドウで開く

(1)赴任者に必要な予防接種

成人

入国時に必要なワクチン:黄熱(生後9ヶ月以上のすべての渡航者に接種を要求しています)。未接種の場合や黄熱予防接種証明書(通称イエローカード)を所持していないと,空港で強制的に接種されます。ワクチン接種後,効果発現まで10日間かかると言われていますので,事前に接種してきてください。なお2016年10月現在,証明書の有効期限は問われません。

推奨ワクチン:A型肝炎;B型肝炎;12月~6月に旅行予定の場合は,髄膜炎菌(ACYW-135);地方を旅行する場合は狂犬病;腸チフス;DPTブースター(ジフテリア,百日咳,破傷風の追加接種)の接種をお勧めします。

小児

成人と同じ。

(2)現地の小児定期予防接種

初回2回目3回目4回目
BCG出生時
ポリオ出生時
DPT6週10週14週3回目から1年後
MMR12ヶ月18ヶ月
麻疹(はしか)9ヶ月
ムンプス(おたふく風邪)13ヶ月3歳~5歳
風疹13ヶ月3歳~6歳
B型肝炎2ヶ月4ヶ月11ヶ月
インフルエンザ菌b型(Hib)3ヶ月3ヶ月4ヶ月18ヶ月
ロタウイルス6週10週14週
髄膜炎菌2歳5歳8歳11歳
肺炎球菌10週14週
黄熱9ヶ月

(3)

 小児が現地の公立校に入学,入園する際には必要な予防接種,接種証明はありません。

8 病気になった場合(医療機関等)

 日本語が通じる医療機関はありません。英語を話す医師は希にはいますが,多くはフランス語しか通用しません。救急車の利用は期待できません。診療情報は2016年10月1日現在のものです。

ロメ

病院

(1)Clinique BIASA
所在地:30, Rue BAEFTA, Lome
電話:22-21-11-60
概要:集中治療室をもつトーゴで最も先進的な病院ですが,すべての専門科をカバーしているわけではないので注意が必要です。不妊治療に力を入れており近隣国からも来院するようです。救急外来は24時間受け付けています。クレジットカードはVISAカードが使用可能です。
ホームページ:http://www.cliniquebiasa.org/別ウィンドウで開く
(2)Polyclinique Internationale ST JOSEPH (PISJO)
所在地:Boulevard du Haho, BP:10039, Lome
電話:22-26-72-32, 22-26-94-42,FAX:22-26-76-55
概要:施設はやや老朽化していますが,トーゴでMRI(核磁気共鳴画像診断装置)をもつ唯一の病院です。多くの専門科を揃えますが,予約が必要です。救急外来は24時間受け付けています。クレジットカードはVISAカードまたはMASTERカードが使用可能です。
ホームページ:http://www.stjoclinic-togo.com別ウィンドウで開く

歯科

(3)Cabinet Dentaire NIFA
所在地:9, Rue ADABEWERE, Lome
電話:22-21-32-46, 22-21-03-47
概要:Clinique BIASAの前にあります。在籍歯科医は5名で,英語による診療もある程度可能です。患者の50%以上は外国人のようです。
診察時間は8時30分~12時30分,15時30分~18時30分です。予約制ですが,緊急対応も可能です。 時間外診察はその時の状況次第で可能です。義歯等はフランスで作成しており,インプラント治療も可能です。

9 その他の詳細情報入手先

(1)在コートジボワール日本国大使館:
http://www.ci.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html別ウィンドウで開く

(2)厚生労働省検疫所(地域別情報アフリカ西部):
http://www.forth.go.jp/destinations/country/w_africa.html別ウィンドウで開く

(3)米国疾病予防管理センター(CDC Travelers’Health):
http://wwwnc.cdc.gov/travel/destinations/togo.htm別ウィンドウで開く

10 現地語・一口メモ

 公用語はフランス語です。「世界の医療事情」冒頭ページの一口メモ(もしもの時の医療フランス語)を参照ください。


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