東日本大震災

ユドヨノ・インドネシア大統領夫妻の気仙沼市訪問

平成23年6月18日

(写真)  (写真)

(被災地視察)             (被災者との交流)

 18日,実務訪問賓客として訪日中のユドヨノ大統領夫妻は,東日本大震災の被災地である気仙沼市を訪問したところ,概要以下のとおり。

1 鹿折地区被災地視察

 ユドヨノ大統領夫妻は菅原気仙沼市長他の出迎えを受けた後,津波によって打ち上げられた漁船を視察した。気仙沼市長からの説明を受けた後,ユドヨノ大統領はお見舞い及び同情の念を示すとともに,インドネシアが自然災害に見舞われた際の日本からの支援に感謝するとともに,日本は経験と技術により対処できると信じている旨述べつつ,同じく津波被害を受けたアチェにおいて,打ち上げられた船をモニュメントとしていることを紹介した。

2 応急仮設住宅慰問

 メディアによるインタビューを受けた後,ユドヨノ大統領夫妻は気仙沼公園内にある応急仮設住宅を訪問。仮設住宅内において被災者一家と懇談・激励した。同被災者からは,被災した自宅から拾い出した,気仙沼市で行われているバリ・パレードの様子を写した写真が大統領夫妻に贈呈された。ユドヨノ大統領より,日本とインドネシアの関係構築に力を入れてくれたことに謝意が示された。

3 市民会館における被災者慰問

 ユドヨノ大統領夫妻は市民会館内に避難している被災者夫妻を慰問した。被災者の一人は,「避難所での生活も今日で100日になり慣れてきたところである。ここまで支援を下さった全国の皆様に感謝する」と話した。また,同被災者夫人は,「多くの若い人が犠牲になったことを考えると,自分が生かされたことに感謝している」と話し,アニ夫人は,「皆様は1人ではありません,一緒に試練を乗り越えていきましょう」と言葉をかけた。

4 寄付目録の贈呈

  1. (1)市民会館にて,ユドヨノ大統領が気仙沼への支援の寄付目録・銘板に署名し,マルティ外相が気仙沼市長に手渡した。
  2. (2)アニ夫人が,気仙沼の子供達に,自分はインドネシアの子どもたちのメッセージを伝えるために来ている旨述べ,アチェの子供達が日本の被災者に向けて書いた手紙を朗読した。手紙の内容は次のとおり。「嵐は必ず過ぎ去る。」「日本の子供達の涙を拭こう。」「日本のために微笑もう。」「日本は復興できると信じている。」「桜の国を復興させよう。」「放射能の問題にも負けないで。」「日の出ずる国に微笑みが戻りますように。」「忍耐と力強さを持って前に進んでください。」「アチェは日本のために祈っています。」「あなた達は1人ではありません。」「私達はあなた達を愛しています。」
  3. (3)大統領夫妻は,インドネシアの竹楽器(アンクルン)240個,ジャワ更紗の人形他を気仙沼の子供達に贈呈した。アニ夫人がアンクルンの演奏方法を説明しながら,参加した気仙沼の子供達に手渡した。
  4. (4)気仙沼市長は,「今般大統領が署名してくださった銘板は気仙沼の宝になる。今般頂いたインドネシア国民からの寄付金は社会・教育施設の再建に使いたい。大統領にお土産を差し上げたいが,今の気仙沼には何もない。復興後,大漁旗と大漁法被を送りたい。」と述べ,大漁旗のサンプル版と法被の写真を贈呈した。
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