ブータン王国

日・ブータン首脳会談

平成30年4月11日

英語版 (English)

 本11日午後6時30分から約45分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のツェリン・トブゲー・ブータン王国首相(H. E. Dasho Tshering Tobgay, Prime Minister of Bhutan)との間で首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

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    握手を交わす両首脳
    (写真提供:内閣広報室)
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    日・ブータン首脳会談
    (写真提供:内閣広報室)
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    共同記者発表
    (写真提供:内閣広報室)

1 冒頭

(1)安倍総理大臣から,2014年の訪日以来のトブゲー首相との再会を歓迎,日本とブータンの友好関係は,皇室・王室関係者の往来,経済協力などを通じて培われた信頼に裏打ちされており,トブゲー首相の今次訪日を契機に,日・ブータン関係を,政治,経済,文化,人的交流等,あらゆる分野で一層発展させていきたい旨述べました。

(2)これに対し,トブゲー首相から,日本による温かいおもてなしへの感謝と,これまでの日本からの幅広い分野における経済協力に対して深い謝意を述べるとともに,後発開発途上国(LDC)からの卒業を目指し,第12次5か年計画が本年7月から開始されるので日本からの支援を期待する旨述べました。

2 二国間関係

(1)二国間関係総論

ア 安倍総理大臣から,ブータンは,自由,民主主義,人権,法の支配といった普遍的価値を共有するパートナーであり,地政学的に重要な位置を占めるブータンを重視する,トブゲー首相と引き続き手を携えて両国関係の更なる強化に努めたい旨述べました。

イ これに対し,トブゲー首相から,日本が国際社会の平和と繁栄に向けてリーダーシップをとっていることに敬意を表したい,日本は国際社会の平和と安定に貢献する能力を有しており,国連安全保障理事会常任理事国入りを支持する,王室・皇室間の交流により関係が強化されている旨述べました。

(2)経済協力

ア 安倍総理大臣から,今後開始されるブータンの第12次5か年計画や,現在実施中の電力マスタープランの策定や橋梁建設の重要性を踏まえ,持続可能な成長と脆弱性の軽減を含む,ブータンの経済社会開発を支援していく旨述べました。また,今後,ブータンの若手行政官を始めとする優秀な人材に対し日本で研修する機会を確保する新たな事業を検討する旨述べました。

イ これに対し,トブゲー首相から,第11次5か年計画への日本の支援として,耕耘機や橋梁などに言及しつつ,第12次5か年計画などへの支援表明に感謝,さらに,新たな人材育成の事業に期待する旨述べました。

(3)人的交流

ア 安倍総理大臣から,日本はブータンに対し,これまでに青年海外協力隊員とシニア海外ボランティアを約600人派遣しており,今後,ブータンで需要のある,警察等の分野での更なるボランティア派遣を検討する旨述べました。また,ブータン人の日本語留学生の増加を歓迎し,留学生活の後押しのために連携したい旨述べました。

イ これに対し,トブゲー首相から,警察等の分野でのボランティア派遣の検討を歓迎するとともに,ブータンでの日本語能力試験の実施に向けて協力したい旨述べました。

3 地域情勢・国際情勢

 両首脳は,北朝鮮問題を含む地域情勢について率直な意見交換を行いました。北朝鮮については,過去の教訓を踏まえると,北朝鮮の完全な,検証可能な,かつ不可逆な方法での核・ミサイルの廃棄を実現するために,最大限の圧力を維持しなければならないことを再確認しました。また,安倍総理大臣から,拉致問題の早期解決への理解と協力を求め,トブゲー首相から支持を得ました。

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    晩餐会で挨拶する安倍総理大臣
    (写真提供:内閣広報室)
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    晩餐会で挨拶する安倍総理大臣
    (写真提供:内閣広報室)

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