タイ王国
日・タイ首脳会談

平成27年7月4日

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  • (写真提供:内閣広報室)
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 本4日午後3時05分から約40分間,安倍晋三内閣総理大臣は,第7回日本・メコン地域諸国首脳会議(第7回日・メコン首脳会議)に出席するため訪日中のプラユット・ジャンオーチャー・タイ王国首相(H.E. Mr. Prayut Chan-o-cha, Prime Minister of the Kingdom of Thailand)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭
 冒頭,安倍総理大臣から,プラユット首相の本年3月に続く3度目の訪日を歓迎する,深い友情と幅広い交流に支えられた「戦略的パートナーシップ」の下で日・タイ関係が発展していることを嬉しく思う,タイでは多くの日本企業が活躍しており,引き続き投資環境の整備への御協力をお願いしたい旨述べました。これに対し,プラユット首相より,再会をうれしく思う旨述べるとともに,第7回日・メコン首脳会議の成功への祝意を述べつつ,更なる協力を進めることを希望する旨の発言がありました。

2 二国間関係
(1)政治・安全保障
 安倍総理大臣から,プラユット首相から支持頂いている国際協調主義に基づく「積極的平和主義」を推進しており,「平和安全法制」はその一環である旨説明しました。また,外務・防衛当局間協議,自衛隊による多国間共同訓練への参加等,緊密な協力が継続している旨を指摘しました。
 安倍総理大臣からは,ロードマップに沿った新憲法の制定や民政復帰を強く期待する旨述べました。これに対しプラユット首相からは,ロードマップに沿って現在は新憲法の策定を進めており,来年中に選挙を行うことで,完全な民主主義に早期に復帰できるよう政府としても全力で努力したい旨述べました。

(2)経済関係
 安倍総理大臣からは,タイが目指す産業の高付加価値化等で協力していきたい,高効率石炭火力への公的金融支援が必要との声をASEAN諸国として発信して頂きたい旨述べました。これに対し,プラユット首相からは,タイ国内のインフラ整備や経済特区に関する協力の具体化を早期に進めたい旨述べ,日本との協力に対する期待が改めて表明されました。
 また,安倍総理大臣より「質の高いインフラパートナーシップ」を通じ,地域の連結性強化に貢献していく旨伝えたのに対し,プラユット首相より,「質の高いインフラ」を支援する日本政府の考え方を支持する,高速鉄道の早期着工を期待する旨の発言がありました。
 更に,安倍総理大臣からは,新幹線技術を活用したバンコク=チェンマイ間の高速鉄道整備,南部経済回廊での鉄道協力に関する覚書署名及び都市鉄道レッドラインの日本企業とタイ当局との価格交渉の妥結を歓迎しました。また,両首脳は,ダウェー開発に関する三カ国による覚書署名を踏まえてさらに協力することで一致しました。
 両首脳は,首脳会談に先立ち開催された日・タイ外相会談において,両国外相が農業分野における協力推進のため,関連の文書を作成することまた,この分野に関する定期的な対話を立ち上げることで合意したことを歓迎しました。また,プラユット首相から,会談の最後になでしこジャパンのワールドカップ決勝進出に対する祝意と連覇への期待の表明がありました。

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