報道発表
国連世界食糧計画(WFP)を通じたガンビア他3か国に対する無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換

平成25年6月28日

    1.  6月27日(現地時間同日),イタリアのローマにおいて,我が方河野雅治駐イタリア大使と先方アーサリン・カズンWFP事務所長(Mr.Ertharin Cousin, Executive Director, The United Nations World Food Programme)との間で,ガンビア他3か国に対するWFPを通じた食糧援助として,総額13億1千万円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。

      食糧援助の対象内訳 (カッコ内は供与額)
      (1)ガンビア共和国   (3億6,000万円)
      (2)ジンバブエ共和国  (4億3,000万円)
      (3)チャド共和国    (3億3,000万円)
      (4)レソト王国     (1億9,000万円)
    2. 各国事情

      (1)ガンビアは,昨年のサヘル地域全域で発生した干ばつ被害等の影響を受け,総人口178万人のうち飢餓人口が約14万人と推定され,子どもの人口の9.9%が深刻な栄養失調の状態です。本件支援は,第5回アフリカ開発会議(TICADV)に際して行われたアルハジ・ヤヤ・ジャメ大統領との日・ガンビア首脳会談において,安倍晋三内閣総理大臣から表明した同国の食糧事情の改善のための支援として実施するものです。

      (2)ジンバブエは,近年の天候不順や穀物価格高騰の影響を受け,総人口1,275万人のうち飢餓人口が約160万人と推定されています。本件支援は,TICADVに際して行われたロバート・ガブリエル・ムガベ大統領との日・ジンバブエ首脳会談において,安倍総理から表明した同国の政府・経済状況の安定化に資する貢献策の一環として実施するものです。

      (3)チャドは,慢性的な干ばつ及びイナゴ被害の影響を受けるとともに,ダルフール紛争の影響等により33万人の避難民が流入して同国内では深刻な栄養不足状態となっています。本件支援は,TICADVに際して行われたイドリス・デビー・イトゥノ大統領との日・チャド首脳会談において,安倍総理から表明した同国の厳しい人道状況に対する支援として実施するものです。

      (4)レソトは,近年の天候不順や食糧価格高騰のため慢性的な食糧不足状況にある上に高いHIV罹患率の影響で,5歳未満の幼児の栄養失調率が13.5%となっています。本件支援は,TICADVに際して行われたたモツォアハエ・トーマス・タバネ首相との日・レソト首脳会談において,安倍総理から表明した同国の厳しい食糧事情の改善に向けた支援として実施するものです。

    3.  今回の協力は,各国における深刻な食糧不足の状況等を踏まえて,WFPからの支援要請を受け,人道的見地から食糧援助を実施するものであり,この協力の実施により,これらの国々における食糧不足の緩和に繋がることが期待されます。なお,実施機関であるWFPは,今回の支援が食糧を真に必要とする人々に行き渡るよう管理・配給体制を改善しており,今回の援助が有効活用されるよう日本政府としてもWFPとの間における緊密な連携の下,フォローを行う方針です。
    4.  また,本件支援は,TICADVにおいて表明した対アフリカ支援策の基本理念である「人間の安全保障」の推進に貢献するものです。

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