報道発表

薗浦外務副大臣の第5回ワールド・ガバメント・サミットへの出席(結果)

平成29年2月13日

  • 基調講演する薗浦副大臣
  • ムハンマド・アブダビ皇太子との会談
  1.  12日(現地時間同日),薗浦健太郎外務副大臣は,アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにおいて開催された第5回ワールド・ガバメント・サミットに出席したところ,概要は以下のとおりです。

    1 薗浦副大臣が出席するセッションにおいて,安倍晋三内閣総理大臣によるビデオメッセージ(PDF)別ウィンドウで開くが放映されました。安倍総理大臣は,このサミットの議題である「未来の政府」に関連し,我が国の一億総活躍の取組を紹介しつつ,多様性を社会の活力として活かすことが政府の役割であり,寛容と中庸の精神が平和と繁栄をもたらす旨述べました。

    2 薗浦副大臣は,日本政府の代表として出席し,教育とイノベーションに関する我が国の考え方について,概要以下の基調講演(英文)(PDF)別ウィンドウで開くを行いました。

    (1)政府の役割は未来のために投資を行うことであり,教育と技術革新が重要な要素である。我が国は規律の重視と協力の精神という日本の伝統を現代の教育においても取り入れている。

    (2)知的好奇心を育む教育が重要であり,知的好奇心がイノベーションにつながる。政府は,チャレンジを阻む壁を打ち破り,イノベーションを次々と生み出すための研究開発投資,そして規制改革を行う。

    (3)最近の政府の取り組みとして,ビッグデータを活用した世界に先駆けた新しい創薬や治療法の開発,人工知能を活用した自動運転,水素エネルギー(大容量の燃料電池を備えたバス運行開始,水素ステーション整備,神戸における水素発電による世界初の電力供給)が挙げられる。

    3 薗浦副大臣は,このサミットのマージンにて,ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン・アブダビ皇太子(H.H. Sheikh Mohamed bin Zayed Al Nahyan, Crown Prince of Abu Dhabi),アンワール・ガルガーシュUAE外務担当国務大臣(H.E.Dr. Anwar Gargash, Minister of State for Foreign Affairs)とそれぞれ会談したところ,概要は以下のとおりです。

    (1)ムハンマド・アブダビ皇太子との会談

    ア 薗浦副大臣は,UAEによるワールド・ガバメント・サミット開催のイニシアティブを高く評価,安倍総理はUAEとの関係を重視しビデオメッセージを送付した旨述べました。これに対し,ムハンマド・アブダビ皇太子は,日本にサミットの主賓国を引き受けて頂き感謝する,UAEにとって日本は特別な位置付けであり,かかる観点から主賓国をお願いしたと述べました。

    イ また,薗浦副大臣は,長期にわたる石油・ガス分野での協力関係を更に発展させる観点から,2018年に期限を迎える海上油田権益の更新を働きかけました。これに対し,ムハンマド皇太子は,日本企業がこれまでUAEの国家建設に貢献してきたことを感謝している,日本企業には是非残って頂きたいと述べました。

    (2)ガルガーシュ外務担当国務大臣との会談

    ア 薗浦副大臣とガルガーシュ大臣は, 二国間関係を一層強化する方策につき意見交換しました。双方は,本年春に予定されているアブダッラー外務・国際協力大臣の訪日に向け,一般・外交公用査証免除と投資協定の交渉促進を進めていくことに一致しました。

    イ 薗浦副大臣は,12日に行われた北朝鮮のミサイル発射について,我が国の安全保障にとって脅威であり,断じて許すことが出来ず,国連安保理決議第2321号を始め,累次安保理決議に違反であり,同決議の履行の厳格化が必要であると述べました。これに対し,ガルガーシュ国務大臣から,我が国の立場への支持が表明されました。

    ウ 薗浦副大臣は,長期にわたる石油・ガス分野での協力関係を更に発展させる観点から,2018年に期限を迎える海上油田権益の更新を働きかけました。

    エ 双方は,イエメン情勢,中東和平等の地域情勢に関し議論を行いました。

    4 また,薗浦副大臣は,ツェリン・トブゲー・ブータン首相(H.E. Lyonchlen Tshering Tobgay, Prime Minister of Bhutan),ファイサル・ファーイズ・ヨルダン上院議長(H.E. Mr. Faisal Al Fayez, President of Senate, Jordan)及びマーク・ミッチェル・ニュージーランド土地情報・統計大臣(Minister of Land Information, Minister of Statistics, New Zealand)ともそれぞれ会談を行い,北朝鮮のミサイル発射についての働きかけを行いました。これに対し,これらの国から我が国の立場に対する支持が表明されました。

    (参考)ワ-ルド・ガバメント・サミット
     2月12日から14日まで,ムハンマドUAE副大統領兼首相兼ドバイ首長の後援のもと,ガバメント・サミット事務局が主催する国際会議。World Economic Forum(ダボス会議), 経済開発協力機構(OECD), 世界銀行等が協賛。2013年より毎年ドバイで開催されており,今回が5回目。政府機能の強化,未来の政府像等について,政府高官,民間企業,学者を集め,自由に議論する。


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